特養勤務5年の管理栄養士です。直営です。
私もしほさんと同じく、入職してまもなく責任者と立てられ自分よりも年上の方たちの指導を任された身なので、お気持ちがわかります。加えて、食材の持ち帰り問題もありましたので当時を思い出して懐かしくなりました。
持ち帰りの件に関しては、食材が余らないよう発注量の調整を行い、「この食材は利用者様のお金で購入しており、利用者様のものであって、職員のものではない」と再三注意しましたが、繰り返し持ち帰っていたので、最終的に施設長へ報告して、施設長より直接注意をして頂きました。「繰り返すならば解雇処分する」といった文書も作成していただき、厨房職員の目に留まるところに掲載し、今では持ち帰りはなくなりました。
注意以外の部分では、職員とのコミュニケーションをとることでしょうか。
人間、ある程度の信頼関係がないと他人の言うことなど聞きません。自分もそうです。
仲良しこよしをするのではなく、仕事に対してどんな思いを、考えを持っているのか。意外なところに不満を持っていて、それを解決すればすんなりいくこともあります。
うちの場合は、人員配置の見直しや厨房機器の整備等行い、彼らが働きやすい環境づくりに力を入れました。現場の意見を聞いたり、人事に説明して人員整理してもらったり、足りない器具を買い揃えてもらったり…「栄養士が自分たちのために動いている姿」を見せることである程度の信頼関係は築けましたので、小うるさく注意しても大抵は聞いてくれましたよ。
責任者は、指導だけではなく、彼らの代わりに頭を下げることも、彼らの立場を守ることも仕事の一つですから気苦労絶えないと思いますが、身体を壊さないようご自愛くださいね。
2021/08/08