管理栄養士・栄養士の後悔しない求人の探し方！手順とコツを教えます。

こんにちは、管理栄養士のなつめももこです。

転職活動をするときに「求人の探し方、コツ」などと検索したことはありませんか？SNSやブログで転職活動のノウハウについてのコンテンツを調べられますよね。

けれど、ちょっと待って。実は、管理栄養士・栄養士ならではの「求人の探し方、コツ」があります。

一般職や他の医療介護職と異なり、管理栄養士・栄養士は超買い手市場。就職希望者よりも、求人数の方が少ない状況です。売り手市場と同じやり方で転職活動を始めると、苦戦する可能性があります。

今回は、買い手市場で転職活動を成功させるために、エイチエが管理栄養士・栄養士向けの仕事の探し方を伝授します！

１．転職理由を明確・言語化する

転職理由を言葉にしてみようと思うと、意外に難しいですよね。しかし、転職するなら「転職したい」と思った根本を解決できる職場に入職しなければ意味がありません。

転職理由が明確にわかっていなければ「退職を考えたときの悩み」を解決できない職場に転職してしまう可能性があります。まずは、転職理由を明確に、言語化してみましょう。

深掘りしてみるとぼんやりと考えていた「転職理由」が実は違う、ということもありますよ。例をあげて見てみましょう。

「年収を上げたい」が転職理由だと思っていたけれど…

年収350万円のAさん。「年収を400万円にしたい」と転職を決意したものの…。

深掘りしてみると「今の仕事量が多すぎて給与と見合わない」とのこと。さらに深く聞くと「もっと患者さんとの時間をとりたい」と。

つまり、Aさんの転職理由は「納得感のある給与評価と患者さんと向き合う時間をとりたい」ということです。

Aさんの例のように「何を叶えられたら転職成功」と言えるのか？を徹底的に考え抜きましょう。転職理由が明確になり、軸がはっきりすると、転職活動時に迷走することもぐっと減り、面接でも自信を持って転職理由を伝えられます。

転職活動を始める前に、まず熟考してみましょう。

２．徹底的に自己分析を行う

「自己分析」が苦手な方も多いのではないでしょうか。

しかし、自己分析とは「自分がどんな人なのか？」を他の人にわかりやすく説明するためのものにすぎません。「自己分析が苦手」と必要以上に苦手意識を持つ必要はありませんよ。

なぜ自己分析が必要なの？

自己分析とは「自分のことを徹底的に知り尽くすこと」です。自分のことを知り尽くせたら、転職活動時に自分をどう売り込んだらよいのかがわかります。

新卒での就職が「ここで学ばせてください。成長させてください」といった姿勢であるのに対し、転職では「私を採用するとこんないいことがあるよ！」と自分を売り込む必要があります。

自分の良さをアピールし、売り込むには、まず自分のことを知らなければなりません。自分の強み、好き、得意などプラスな面だけでなく弱み、嫌い、不得意などすべて言葉に表せるくらい自分を知り尽くすことが大事です。

簡単な自己PRのつくり方は下記の記事も参考にしてみてくださいね。

【完全版】管理栄養士・栄養士の自己PR・アピールポイントの作り方！

３．求人検索の条件を決める

求人検索を始める前に、まずは条件を整理しましょう。転職活動をする上でどのようなことが条件なのか整理できていなければ、迷いが生じてしまいます。

「重要ポイント」「NGポイント」に分ける

求人検索時にポイントとなる点を「重要」と「NG」に振り分けてみましょう。頭で考えるのではなく、紙に箇条書きにするのがおすすめです。

書き出すことで頭の中が整理でき、自分の考えを客観的に知れますよ。思いつくだけ、書き出してみましょう。

重要ポイントに優先順位をつける

重要ポイントを絞れたら、それらに優先順位をつけていきましょう。上から順番に「譲れない条件順」に並べ替えていきます。このときに気をつけたい点は雇用条件よりも「自分がどんな仕事をしたいか」「強みを活かせるか」に重きを置くことです。

雇用条件だけで仕事を選ぶと「もっといい条件の求人があるかも」と考えすぎて転職先が決まらなかったり、転職できたとしてもやりがいが見当たらず「思っていたのと違った」と早期離職になったりする可能性が高まります。

「転職理由を明確」にしていると雇用条件だけにとらわれず優先順位をつけやすくなります。迷ってしまったら、もう一度スタートにもどって「転職理由」の深掘りや自己分析をしてみましょう。

緩和ポイントをつくる

優先順位をつけたら、次に「緩和ポイント」をつくってみましょう。実は、ここがとても大切。

管理栄養士・栄養士は超買い手市場で求人数が少ないため、白か黒だけで探すと条件にピッタリ合う求人が見つけられません。譲れない条件だけで固めてしまうと、ずっと転職できない可能性もでてきます。

転職活動をスムーズにするためにも「緩和ポイント」をつくるのがおすすめです。緩和できるポイントとラインを決めておくと、条件を広げて求人探しがしやすくなります。
重要ポイントとNGポイントの間に緩和できる点がないか、考えてみましょう。

＊先輩管理栄養士の体験談

私自身が転職をしたときは「緩和ポイント」を明確にしていなかったため、逆に条件を広げすぎてしまい苦戦したことがあります。

例えば「通勤時間30分以内」を条件にしていても該当する求人がなく「1時間くらいならいか」「この職場は1時間半か、まぁいいか」「2時間以上かかりそう…、でもなかなか求人がないからここも候補に…」と段々と条件が曖昧になってしまいました。

「通勤時間30分以内が重要ポイント」そして緩和ポイントとして「早番なしなら1時間でもOK」などと条件を明確にしておくと気持ちが曖昧になることがありませんよ。

緩和ポイントを入れたら、最後に

・現実味があるか
・自分の経験、強みを活かせるか

などの視点で手直しをしたら完成です。

作成した「重要ポイント」「緩和ポイント」「NGポイント」を使って転職先を検索したり、転職エージェントに相談したりしてみましょう。

４．さいごに

転職先の希望を明確にしてから転職活動を始めても、徐々に優先順位や希望条件が変わることがあります。それは決して悪いことではありません。

しかし、忘れてはいけない点は「なぜ転職をするに至ったのか」「この職場で転職の目的が叶えられるか」といった深掘りした転職理由です。ここを譲ってしまうと、入職してから絶対に後悔してしまいます。

「1人で考えるのは難しい」「求人検索の条件を決めたけれど、これで良いのか不安」という方は、本記事の作成元であるエイチエが提供する転職サポートサービス『栄養士人材バンク』のキャリアパートナーに相談してみてくださいね。

転職を決意した頃は気持ちが弱っていることも、不安でいっぱいなこともあるでしょう。話を聞いてもらえるだけでも、気持ちがスッキリとしてきますよ。

栄養士人材バンクに転職相談してみる

栄養士人材バンクのキャリアパートナーは、あなたが資格を取った背景から転職に至った理由、どんなキャリアプラン・ライフプランを描きたいかなどをお話ししながら、一緒に転職先の道筋をつくります。

納得がいく求人と巡り会えますように、転職活動を頑張りましょうね！