MCT、オメガ3の機能を世界へ発信
日清オイリオグループ株式会社(以下、日清オイリオ)は11日、同社が独自に取得した脂質の健康機能に関するエビデンスについて、国際脂質学会ISSFAL(International Society for the Study of Fatty Acids and Lipids)で発表したことを明らかにした。
ISSFALは脂質の栄養や機能に関する研究を推進する国際的な学会で、1991年に設立されたもの。世界40カ国以上に会員をもち、関連する研究を進めている科学者や医療専門家、教育者などが所属している。今回の「ISSFAL 2025」は、2025年6月29日~7月2日の期間、カナダのケベックシティで開催された。
日清オイリオは、この学会大会の口頭発表において、かとうクリニックの加藤一彦氏とともに、身体活動時の脂肪酸化(燃焼)を高めていくことは、肥満の予防、改善や適切な体重維持に重要であるが、MCTを摂取した場合にBMIが高めで運動習慣のない人の脂肪燃焼能がどう変化するか、それを検証する目的で実施した臨床試験の結果報告を行った。
試験結果では、毎日わずか2gのMCTを継続して摂取すると、食事の質や生活習慣を大きく変えずとも、日常活動時の脂肪燃焼が高まることが確認されている。
ISSFALは脂質の栄養や機能に関する研究を推進する国際的な学会で、1991年に設立されたもの。世界40カ国以上に会員をもち、関連する研究を進めている科学者や医療専門家、教育者などが所属している。今回の「ISSFAL 2025」は、2025年6月29日~7月2日の期間、カナダのケベックシティで開催された。
日清オイリオは、この学会大会の口頭発表において、かとうクリニックの加藤一彦氏とともに、身体活動時の脂肪酸化(燃焼)を高めていくことは、肥満の予防、改善や適切な体重維持に重要であるが、MCTを摂取した場合にBMIが高めで運動習慣のない人の脂肪燃焼能がどう変化するか、それを検証する目的で実施した臨床試験の結果報告を行った。
試験結果では、毎日わずか2gのMCTを継続して摂取すると、食事の質や生活習慣を大きく変えずとも、日常活動時の脂肪燃焼が高まることが確認されている。
スポンサードセッションにも参加
ポスター発表では、「αリノレン酸の経口摂取による血圧、血管のしなやかさへの影響」についてまとめ、発信を試みたという。
循環器機能を正常に保つことは、高血圧や動脈硬化などを予防し、寿命や健康寿命を延伸することに役立つ。日清オイリオは、αリノレン酸のもつ循環器疾患予防効果に着目し、血圧や血管のしなやかさに与える影響を研究してきた。
研究の成果として、諸外国に比べオメガ3の摂取量が多い日本人集団においても、αリノレン酸の摂取が血管機能の維持に寄与する可能性が示唆されている。
さらに日清オイリオでは、こうした自社発表に加え、MCT及びその代謝物であるケトン体の多面的な生理機能と脳の健康に与える影響をテーマとしたスポンサードセッションにも協賛・参画した。
こちらでは米国とカナダの4人の演者から、最新知見が紹介された。
脳のエネルギー代謝は、アルツハイマー病などの神経変性疾患と密接な関わりがある。脳の主要エネルギー源となるのはグルコースだが、MCTの代謝物であるケトン体も代替エネルギー源になることがすでに知られている。
このケトン体がアルツハイマー病患者の脳に及ぼす影響や、MCTの血中脂質パラメーター改善に及ぼす影響が紹介され、MCTの治療的機能の可能性が示されたという。
(画像はプレスリリースより)
循環器機能を正常に保つことは、高血圧や動脈硬化などを予防し、寿命や健康寿命を延伸することに役立つ。日清オイリオは、αリノレン酸のもつ循環器疾患予防効果に着目し、血圧や血管のしなやかさに与える影響を研究してきた。
研究の成果として、諸外国に比べオメガ3の摂取量が多い日本人集団においても、αリノレン酸の摂取が血管機能の維持に寄与する可能性が示唆されている。
さらに日清オイリオでは、こうした自社発表に加え、MCT及びその代謝物であるケトン体の多面的な生理機能と脳の健康に与える影響をテーマとしたスポンサードセッションにも協賛・参画した。
こちらでは米国とカナダの4人の演者から、最新知見が紹介された。
脳のエネルギー代謝は、アルツハイマー病などの神経変性疾患と密接な関わりがある。脳の主要エネルギー源となるのはグルコースだが、MCTの代謝物であるケトン体も代替エネルギー源になることがすでに知られている。
このケトン体がアルツハイマー病患者の脳に及ぼす影響や、MCTの血中脂質パラメーター改善に及ぼす影響が紹介され、MCTの治療的機能の可能性が示されたという。
(画像はプレスリリースより)