那覇市は24日、那覇市教育委員会学校給食センター所長からの発表として、那覇市立那覇中学校での給食に異物が混入する事態が発生していたことを明らかにした。混入経路などについては調査中とされている。

発表によると、10月20日の学校給食において、那覇中学校の生徒1人が「肉野菜そば」を喫食していたところ、長さ4.8cm、幅1mm程度の金属片が入っていることに気づき、担任に知らせたという。

発見した生徒は、この異物を口にする前に混入に気づいたため、口腔内の傷害を負うといったこともなく、健康被害の発生には至らなかった。

事件が発生した那覇中学校の給食は、安謝学校給食センターが調理業務委託を受けて製造調理を行っており、同センターは那覇中学校の624食、安謝小学校の601食の受配を担当している。

金属片混入の報告後、市や教育委員会では、該当する児童・生徒らの健康状態確認を進めているが、10月24日までに健康被害の訴えはなされていない。

また、10月23日付けで那覇中学校の対象生徒らには、保護者宛てでこの異物混入にかかる報告とお詫びの文書を配布し、通知を行っているという。

市と教育委員会では、今回の異物混入に関し、原因物の特定と混入経路の詳しい調査を進め、原因などが判明次第、経緯や再発防止策などの発表を行うともした。

（画像はプレスリリースより）