完全調理済み冷凍食材のやさしい給食
株式会社福祉開発研究所(以下、福祉開発研究所)は12日、2026年1月より保育園・幼稚園向けの完全調理済み冷凍食材「にこみーる」の販売を開始すると発表した。調理負担を軽減しながら、管理栄養士監修による栄養バランスのとれた「やさしい味わい」による給食を提供できる。
昨今、保育園・幼稚園での人手不足はますます深刻な状況にあり、保育士や調理スタッフの確保が追いついていない。完全調理済み食品の導入により、給食の困りごと解消を図る向きもあるが、現状の市場に多いのは高齢者施設や一般家庭向け製品で、保育園・幼稚園向けの製品はほとんど存在しない。
そのため、一部の施設ではやむを得ず、子ども向け以外の製品を使用しているという。こうした現況を受け、福祉開発研究所では、保育園・幼稚園向けの完全調理済み冷凍食材を開発するものとした。
そのため、一部の施設ではやむを得ず、子ども向け以外の製品を使用しているという。こうした現況を受け、福祉開発研究所では、保育園・幼稚園向けの完全調理済み冷凍食材を開発するものとした。
湯せん・盛り付けのみで提供可能
開発された「にこみーる」は、専属管理栄養士が献立を考えた、3~5歳児向けの食事。調理済みの冷凍パックを湯せんで温め、盛り付けるだけで提供できる。下処理や味付けなどの工程が不要なため、忙しい保育現場でも、限られた人手、慣れない作業者でも安定した給食提供を実現しやすくなる。
アレルギー症例の多い、卵と乳は不使用で、おやつも含め安心して皆が食べられる美味しいレシピを追求したという。
卵・乳以外のアレルギー食材に関しても、園児の食事制限に応じた柔軟なカスタムが可能で、主菜を1人前単位で無償変更できる仕様となっている。
アレルギー症例の多い、卵と乳は不使用で、おやつも含め安心して皆が食べられる美味しいレシピを追求したという。
卵・乳以外のアレルギー食材に関しても、園児の食事制限に応じた柔軟なカスタムが可能で、主菜を1人前単位で無償変更できる仕様となっている。
メニューは管理栄養士が幼児期に必要な栄養バランスを考慮して設計。すでに献立としてセットされているため、施設ごとに新たな献立作成は必要ない。
またうま味調味料、香料・着色料などの添加物は原料にまで遡って排除し、天然だしや無添加だしパックを用いた、やさしく豊かな味わいに仕上げている。だしや素材の旨みをベースに塩分を控えた味付けであるため、味覚形成時期の子どもに安心して与えることができるだろう。
調理後の急速冷凍により、食材の鮮度・風味・食感は高レベルに保持。解凍後もまるで手作りのような自然な美味しさを再現できるようにした。
またうま味調味料、香料・着色料などの添加物は原料にまで遡って排除し、天然だしや無添加だしパックを用いた、やさしく豊かな味わいに仕上げている。だしや素材の旨みをベースに塩分を控えた味付けであるため、味覚形成時期の子どもに安心して与えることができるだろう。
調理後の急速冷凍により、食材の鮮度・風味・食感は高レベルに保持。解凍後もまるで手作りのような自然な美味しさを再現できるようにした。
福祉開発研究所では、まず認可外保育園や私立幼稚園を中心にモデル園の募集を進め、現場の声を取り入れながらサービスの改善・拡充を図っていく方針という。
さらに「にこみーる」を家庭でも活用してもらえるよう、2026年3月には東京都板橋区に一般発売店舗をオープン、2026年6月頃には一般向けEC販売もスタートさせ、全国に届けていきたいとしている。
(画像はプレスリリースより)
さらに「にこみーる」を家庭でも活用してもらえるよう、2026年3月には東京都板橋区に一般発売店舗をオープン、2026年6月頃には一般向けEC販売もスタートさせ、全国に届けていきたいとしている。
(画像はプレスリリースより)
