朝食とその温度が心と身体に影響
株式会社永谷園(以下、永谷園)は20日、「朝の過ごし方」に関するアンケート調査を実施し、その結果をとりまとめて公開した。社会人の朝食喫食率や、朝食がもたらす心と身体への影響をひもときつつ、朝食の「温度」にも着目し、心地良い日々を過ごすためのヒントを見出す調査となっている。
調査は2025年4月17日~4月21日の期間、20代~40代の働いている男女を対象に、インターネット調査方式で実施した。対象エリアは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、群馬県、大阪府で、有効回答数は564となった。
まず、気持ちの良い1日を過ごすことができるきっかけや要因を尋ねると、最多回答は「天気が良い」の33.0%で、2位が「早起きできた」の28.5%、3位は「身体を動かす」の25.7%、僅差で4位となったのが「占いが上位」の25.4%だった。
5位には「好きな音楽を聴く」が19.3%でランクイン、6位に「朝食を食べる」が16.8%で入る結果になっている。
日常の小さな幸せをきっかけに、気持ちよく過ごせるようになる人が多く、天気や占いなど自身ではコントロールできないものを挙げる人も目立った。一方で「身体を動かす」や「好きな音楽を聴く」といったものは、自分なりに積極的に行動することで気持ちやパフォーマンスを高められているタイプといえる。
「朝食を食べる」ことも自分次第で取り入れられる習慣だが、6位の16.8%と「気持ちの良い1日を過ごすため」に摂取するという考えの人は、さほど多くないようだ。
調査は2025年4月17日~4月21日の期間、20代~40代の働いている男女を対象に、インターネット調査方式で実施した。対象エリアは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、群馬県、大阪府で、有効回答数は564となった。
まず、気持ちの良い1日を過ごすことができるきっかけや要因を尋ねると、最多回答は「天気が良い」の33.0%で、2位が「早起きできた」の28.5%、3位は「身体を動かす」の25.7%、僅差で4位となったのが「占いが上位」の25.4%だった。
5位には「好きな音楽を聴く」が19.3%でランクイン、6位に「朝食を食べる」が16.8%で入る結果になっている。
日常の小さな幸せをきっかけに、気持ちよく過ごせるようになる人が多く、天気や占いなど自身ではコントロールできないものを挙げる人も目立った。一方で「身体を動かす」や「好きな音楽を聴く」といったものは、自分なりに積極的に行動することで気持ちやパフォーマンスを高められているタイプといえる。
「朝食を食べる」ことも自分次第で取り入れられる習慣だが、6位の16.8%と「気持ちの良い1日を過ごすため」に摂取するという考えの人は、さほど多くないようだ。

次に、朝食を食べる習慣があるかどうか全員に尋ねると「ある(週に5~7日)」が47.2%で半数弱となった。「どちらかと言えばある(週に3~4日)」の人も36.4%にみられ、働く人々の朝食喫食率はかなり高い水準であると分かった。
「どちらかと言えばない(週に1~2日)」は12.4%で、「ほぼない(週に1日未満)」は3.4%と少数にとどまっている。
若年層の朝食欠食が問題になることはしばしばだが、今回の調査結果では20~40代の働く人の喫食率は80%台と、厚生労働省の「国民健康・栄養調査報告」による同年代の平均喫食率約75%よりもやや高い結果となった。
「どちらかと言えばない(週に1~2日)」は12.4%で、「ほぼない(週に1日未満)」は3.4%と少数にとどまっている。
若年層の朝食欠食が問題になることはしばしばだが、今回の調査結果では20~40代の働く人の喫食率は80%台と、厚生労働省の「国民健康・栄養調査報告」による同年代の平均喫食率約75%よりもやや高い結果となった。

朝食のメニュー選びは時短優先?健康派も
朝食メニューを選ぶ基準の中で、最も優先順位が高いものはなにか選んでもらったところ、「準備・片づけに時間がかからない」が最も多く24.5%となった。忙しい朝の時間を無駄にすることなく、きちんと食べて1日のスタートを切ろうと考える人が多いようだ。
2位は「食べることに時間がかからない」の22.4%で、ここでも時短が意識されている。3位は「健康的」の17.8%、4位が「美味しい」の13.2%、5位に「美容に良い」の11.3%が入った。
時短意識は強いが、それ以外のポイントについては、かなり意見が割れている。
2位は「食べることに時間がかからない」の22.4%で、ここでも時短が意識されている。3位は「健康的」の17.8%、4位が「美味しい」の13.2%、5位に「美容に良い」の11.3%が入った。
時短意識は強いが、それ以外のポイントについては、かなり意見が割れている。

朝食を食べなかった際に、日中何らかの不調を経験したことがあるか尋ねたところ、「ある」が23.9%、「どちらかと言えばある」は46.7%で最も多く、「どちらかと言えばない」19.7%、「ない」7.8%、「いずれもあてはまらない」2%などとなった。
「ある」と「どちらかと言えばある」を合わせると70.1%にのぼり、約7割の人は一定程度の不調を経験していた。
「ある」と「どちらかと言えばある」を合わせると70.1%にのぼり、約7割の人は一定程度の不調を経験していた。

具体的にどのような不調を感じたか、当てはまるものを2つまで選択してもらうと、「気分が落ち込む」が41.0%で最も多く、次いで「集中力・判断力が低下する」の34.1%、3位は「やる気が出ない」の28.8%となった。
4位には「気持ちの余裕がなくなる」が21.2%でランクイン、5位は「イライラしやすくなる」の18.5%だった。身体状態だけでなく、気持ちに対するネガティブな変化が感じられているケースが多いと分かる。
4位には「気持ちの余裕がなくなる」が21.2%でランクイン、5位は「イライラしやすくなる」の18.5%だった。身体状態だけでなく、気持ちに対するネガティブな変化が感じられているケースが多いと分かる。

朝食のポジティブ効果実感者では84.2%が温かいものを摂取
反対に、朝食を食べることでポジティブな効果を感じた経験があるかどうかも尋ねた。すると「ある」は27.3%、「どちらかと言えばある」は過半の54.8%にのぼった。この2つを合わせた数値は82.1%にもなる。
「どちらかと言えばない」は11.3%、「ない」が3.9%、「いずれもあてはまらない」は2.7%となった。
「どちらかと言えばない」は11.3%、「ない」が3.9%、「いずれもあてはまらない」は2.7%となった。

こうした朝食のポジティブな効果を感じている人に、朝食で温かいものを食べたり飲んだりしているかどうか尋ねたところ、「はい」が36.7%、「どちらかと言えばはい」が47.5%で、合わせると84.2%の人が温かいものを取り入れていた。

ポジティブな効果を感じたことが「ない」・「どちらかと言えばない」とした人に同じ質問をすると、温かいものを取り入れている人は51.2%と半数程度にとどまったという。
朝食の喫食有無はもちろんだが、摂取する朝食の温度も人に影響を与えている可能性がある。胃や腸が適度に温められ、腸内環境の改善などにもつながっているのかもしれない。
永谷園では、この結果をもとに、手間なく時短で摂取でき、心身を温めてくれる「朝茶づけ」による朝食摂取を推奨したいともした。
(画像はプレスリリースより)
朝食の喫食有無はもちろんだが、摂取する朝食の温度も人に影響を与えている可能性がある。胃や腸が適度に温められ、腸内環境の改善などにもつながっているのかもしれない。
永谷園では、この結果をもとに、手間なく時短で摂取でき、心身を温めてくれる「朝茶づけ」による朝食摂取を推奨したいともした。
(画像はプレスリリースより)