1.検食とは
検食とは、病院・施設・学校などで供給される食事を「事前に責任者が試食すること」と「検査用に保存すること」であり、食の安全を担保し、事故防止、食中毒の原因究明のために法律で義務化されています。
2. 検食は2つの意味で使われることがある
給食現場における「検食」という言葉は、『食べて評価する検食』と『検査用保存食』の2つの意味で使います。まずは、2つの意味を確認しておきましょう。
1)給食責任者が食べる「検食」
1つ目は、集団給食における給食が適切かを食べて評価する検食です。
給食の内容が献立に従って作られているか、栄養・衛生・嗜好面で問題がないか、異物は入っていないかを検査するための試食を指します。
検食を実施した後に記録する「検食簿」は、実地指導や保健所の指導でもチェックされる重要書類の1つです。
今回の記事では1つ目の意味の検食を中心に解説します。
給食の内容が献立に従って作られているか、栄養・衛生・嗜好面で問題がないか、異物は入っていないかを検査するための試食を指します。
検食を実施した後に記録する「検食簿」は、実地指導や保健所の指導でもチェックされる重要書類の1つです。
今回の記事では1つ目の意味の検食を中心に解説します。
2)検査用「保存食」としての検食
2つ目は、検査用の保存食としての検食です。検査用保存食は、食中毒事故の発生が疑われた際、原因究明の検査検体になります。
大量調理衛生管理マニュアルでは、「50gずつ清潔な容器に入れ、マイナス20度以下の環境で2週間以上保存すること」が決められていますよね。
この記事では用語が混乱しないために、1つ目の食べて評価する検食を「検食」、2つ目の検食を「保存食」と呼ぶこととします。
大量調理衛生管理マニュアルでは、「50gずつ清潔な容器に入れ、マイナス20度以下の環境で2週間以上保存すること」が決められていますよね。
この記事では用語が混乱しないために、1つ目の食べて評価する検食を「検食」、2つ目の検食を「保存食」と呼ぶこととします。
3.給食施設における検食の評価項目とやり方
次に、給食施設における検食の評価項目ややり方を解説します。
1)検食で評価すべき項目は?
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