あっこさんのご相談がたまたま目にとまり過去トピも全て拝見し、１０年前辞めた新人管理栄養士を思い出し心配なのでコメントさせて頂きます。 私の勤務する病院は地方の中規模病院で直営です。面接時に「病院だから年中無休で変則勤務。直営ですから全ての業務を覚えて頂きます。まずは厨房業務から始めて適性をみながら給食管理・栄養管理を並行して覚えて頂きます。かなりキツイですよ。」面接時に何度も念押ししましたが、ぜひ働きたいと強い希望があり採用しました。欠員がでれば次の採用があるまで今いるスタッフで乗り切らなければなりません。首都圏と違って募集してもなかなか決まりません。まして新人さんを抱えると、ある程度業務ができるまでの１年間はベテランスタッフも休憩時間を削られますし残業続きです。ですから面接時に何度も念押しするのです。決して良いことばかり言いません（笑）あっこさんはまだ半年。おそらく先輩スタッフの方々は、まだ慣れていないあっこさんを教えながら業務の遅れをカバーしながら休憩時間を削っているのでは。食事を時間通り患者さんにお届するために。同期の方がいらっしゃるかわかりませんが、新人割合が多いほど先輩スタッフも苦労します。 栄養相談業務は患者さんを新人の練習台にはできません。何度もテストをして実際の指導にも同席させて勉強して頂きます。４年間大学で勉強されているので病態知識は十分ありますが、その知識の使い方や伝え方・接遇・コミュニケーションは未熟です。直営ですから当院の食事やシステムを理解している必要もあります。ここをクリアしてデビューとなります。１年かかる方もいますし、３年かかってもできない方もいます。患者さんは食事の話だけなさるとは限りません。診療に対する不満や看護に対する不満等、様々な訴えがあります。管理栄養士としての対応だけでなくある意味病院代表者としての対応も求められるのです。不用意な対応は大きなクレームにつながり訴訟になりかねません。今は栄養士会でも訴訟に備えた保険があるくらいですから。 残業も多くて疲れますよね。あっこさんだけが１２時間勤務であれば、上司に理由を確認してみては。私の職場は上司部下関係なくナガーイ勤務時間です（笑）とはいえ、あっこさんのコメントを拝見すると、上司や先輩のアドバイスを「まるめられる。嫌味を言われる。」と受け取ってしまい信頼できないとなると、かえって辛くなってしまうかもしれませんね。 社会人としてのあっこさんが心配なので少しキツイ事を書かせて頂きますね。自分自身に起こる出来事（良いことも悪いことも）には必ず自分の中にも原因があります。あっこさんが今の職場のスタッフにストレスを感じているということは、相手もあっこさんに対してストレスを感じているということです。感じ方は個人差が大きいですが、一方だけということはありません。学生時代は気の合う仲間とだけ付き合うことも可能ですが、社会人となればそうもいきません。お互いに良い意味での妥協点をみつけていかないと職場を変えてもうまくいきまん。これは栄養相談でも必要になってきますよ。病院となれば医師・看護師・コメディカル等とのコミュニケーションも欠かせません。キツイと感じる言葉に、いまだに私も打ちのめされる日があります（笑） もう間に合わないかもしれませんが、もし退職される時は「立つ鳥跡を濁さず」で。私も転職経験がありますし、何十人もの退職者を見送ってもきましたが、先の新人さんは後にも先にもないドラマのような辞め方でした。現状は把握していたので覚悟はしていましたが想定外でした（笑）突然、自己流の退職願をもってきて「明日辞めます。皆にも会いたくないので挨拶しません。」等々、そんなに嫌だった職場に６カ月間勤務できたことを褒めるべきか悩みましたが、今なら私もあの時よりもう少し良い対応ができたなと悔いが残っています。あっこさんの過去の質問や皆さんのアドバイスに対するコメント内容がこの新人さんとダブります。この元新人さんは今も１０回以上転職繰り返しているそうです。他の方もおっしゃっていましたが「契約」なのですから、きちんと上司に相談して退職手続きを行ってくださいね。大事な人生の６か月間を費やした社会人初めての職場ですから嫌な思い出にならないよう上手に幕引きして次のステージに大きく羽ばたいてくださいね。最後にもう一つ。次の職場の面接や入職してからも退職理由や前の職場について聞かれると思います。不満ばかりが先だってしまうと「私達も何を言われるかわからない」と警戒されてしまう可能性があります。まずは心身癒しましょうね。応援しています。長文すみません。不快でしたら遠慮なく削除してくださいね。