香川県が、綾歌郡綾川町（以下、綾川町）の介護老人保健施設でノロウイルスによる食中毒が発生したと、1月8日に発表している。

綾川町の介護老人保健施設から入所者がおう吐や下痢などの症状を呈している旨、1月4日に中讃保健所へ連絡が入った。また、併設する病院の職員からも入院患者に同様の症状を呈している旨の連絡が同保健所にあった。

同保健所が結果を行った結果、トーカイフーズ株式会社が、綾川町国民健康保険陶病院において調理した給食を食べた人のうち34人が、1月2日からおう吐や下痢などの症状を呈していることを確認した。

香川県は、有症者11人の便と調理従事者1人の便などからノロウイルスが検出されたことを明らかにした。

綾川町国民健康保険陶病院で調理された給食が有症者の共通食であり、有症者の症状と潜伏期間がノロウイルスによる食中毒と一致していることや、診察した医師が1月8日に「食中毒患者等届出票」を提出していることなどから、同保健所が同施設を原因とする食中毒と断定された。

なお、同保健所が同施設に対し、1月8日から1月10日まで飲食店営業の停止処分を下した。

（画像はunsplashより）