カシオ計算機株式会社（以下、カシオ計算機）が、「栄養サポートチーム」に特化した『SP-100NC』を、3月23日に発売した。

「栄養サポートチーム」は、患者に適切な栄養管理を提供するために、医師や看護師、管理栄養士、言語聴覚士などで構成されている。

『SP-100NC』はカシオ計算機が、東都大学管理栄養学部管理栄養学科の佐藤准教授や、国際医療福祉大学病院の鈴木栄養課主任などと共同開発した電卓で、同チームに役立つ計算式がプリセットされている。栄養支援の必要性を判断するための栄養必要量計算や、患者の必要摂取栄養の設計をサポートする摂取組成計算などが可能だ。

同電卓の上段にある専用計算キーで計算式を選択し、表示される項目に従い数値を入力していくと答えが得られるといったシンプルな操作性となっており、煩雑な公式や対比表での計算を不要にした。

栄養必要量計算はハリスベネディクト式で、基礎代謝量から必要エネルギー量が計算可能。このエネルギー量を満たすタンパク質や脂質などの各栄養素量が基本に従い算出される。

また、医療機関などでの使用も想定し、銀などの無機抗菌材を練り込み、樹脂菌の増殖を抑える抗菌加工が、上下ケース、キー、電池蓋に施されていることも特徴の1つだ。

（画像はプレスリリースより）