ゼンショーHDと京都大学が研究成果を学会発表
株式会社ゼンショーホールディングス(以下、ゼンショーHD)は8月29日、京都大学大学院農学研究科と共同で実施した「外食低糖質メニューおよび中食低糖質メニューが食後血糖値に及ぼす影響」にかかる研究について、その成果を8月24日~8月26日開催の日本食品科学工学会第70回記念大会において発表したことを明らかにした。
ゼンショーHDの牛丼チェーン「すき家」で販売している低糖質メニューの「牛丼ライト」を摂取したところ、中食の低糖質弁当や通常弁当に比べ、食後血糖値の上昇が有意に抑えられたという。
この試験は20~50代の男女17人を対象に行われ、すき家の「牛丼ライト」お肉ミニ(糖質13.1g、たんぱく質20.9g)、中食低糖質弁当(糖質39.5g、たんぱく質16.3g)、中食通常弁当(糖質65.0g、たんぱく質16.4g)の3種の試験食を食べてもらい、食後の血糖値を測定していった。
するとすき家の「牛丼ライト」における血糖上昇曲線下面積(時間経過に伴う血糖値増加量の面積)は、中食低糖質弁当や中食通常弁当に比べ、統計学的に有意な差をもって小さくなることが確認された。
糖質を抑えながらも、牛肉や豆腐などによって、たんぱく質が20.9gと豊富に摂取できており、そのたんぱく質がホルモン作用や胃の排泄速度を遅らせる働きをし、血糖値の上昇をより効果的に抑制できたものと考えられている。
ゼンショーHDの牛丼チェーン「すき家」で販売している低糖質メニューの「牛丼ライト」を摂取したところ、中食の低糖質弁当や通常弁当に比べ、食後血糖値の上昇が有意に抑えられたという。
この試験は20~50代の男女17人を対象に行われ、すき家の「牛丼ライト」お肉ミニ(糖質13.1g、たんぱく質20.9g)、中食低糖質弁当(糖質39.5g、たんぱく質16.3g)、中食通常弁当(糖質65.0g、たんぱく質16.4g)の3種の試験食を食べてもらい、食後の血糖値を測定していった。
するとすき家の「牛丼ライト」における血糖上昇曲線下面積(時間経過に伴う血糖値増加量の面積)は、中食低糖質弁当や中食通常弁当に比べ、統計学的に有意な差をもって小さくなることが確認された。
糖質を抑えながらも、牛肉や豆腐などによって、たんぱく質が20.9gと豊富に摂取できており、そのたんぱく質がホルモン作用や胃の排泄速度を遅らせる働きをし、血糖値の上昇をより効果的に抑制できたものと考えられている。
無理なく手軽に、満足感ある食事で健康に
今回の試験結果から、ゼンショーHDでは、すき家の「牛丼ライト」を活用することで、自宅調理が困難なシーンでも、手軽に血糖値コントロールを良好に行いやすくなる可能性があるとした。
すき家の「牛丼ライト」は、ごはんの代わりに柚子ポン酢をかけた豆腐とサラダを用いる、ヘルシーな牛丼メニュー。糖質やエネルギーの摂取過多が気になるけれど、牛丼も食べたいというユーザーらから好評を得ている。
すき家の「牛丼ライト」は、ごはんの代わりに柚子ポン酢をかけた豆腐とサラダを用いる、ヘルシーな牛丼メニュー。糖質やエネルギーの摂取過多が気になるけれど、牛丼も食べたいというユーザーらから好評を得ている。
共同研究者である京都大学大学院の林由佳子准教授は、血糖値の高い状態が続くと血管の細胞が糖化して損傷を受け、動脈硬化などを起こしやすくなる。血糖コントロールは肥満を防ぐだけでなく、血管から全身の健康状態を良好に保つことにつながっていると解説。今回の試験結果で得られた知見の有用性を強調した。
また、すき家の「牛丼ライト」は、血糖値の上昇が抑えられることに加え、量を摂りづらいたんぱく質も多く、満腹感・満足感も大きい点で優れていると評価。
よりたんぱく質を摂取したいなら、チーズや肉増しに、食物繊維をプラスするならキムチなど、トッピングを加えていくと良いともアドバイスしている。
(画像はプレスリリースより)
また、すき家の「牛丼ライト」は、血糖値の上昇が抑えられることに加え、量を摂りづらいたんぱく質も多く、満腹感・満足感も大きい点で優れていると評価。
よりたんぱく質を摂取したいなら、チーズや肉増しに、食物繊維をプラスするならキムチなど、トッピングを加えていくと良いともアドバイスしている。
(画像はプレスリリースより)