加熱不十分な食品が原因、鳥取市が対策を呼びかけ
鳥取県鳥取市(以下、鳥取市)は、島根県内で8月に発生したO157(腸管出血性大腸菌)による大規模食中毒を受け、10月3日に注意を呼びかけている。
8月に発生したこの事例では、患者100人のうち32人が入院し、6人が溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症した。加熱が不十分であったハンバーグが原因食品だと推定されている。
O157は75度で1分以上の加熱で死滅するため、鳥取市は温度計やタイマーなどで測定して十分に加熱することが重要と強調。生肉と加熱後食品を扱う器具を分けるなど、日常の衛生管理を徹底するよう呼びかけた。
8月に発生したこの事例では、患者100人のうち32人が入院し、6人が溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症した。加熱が不十分であったハンバーグが原因食品だと推定されている。
O157は75度で1分以上の加熱で死滅するため、鳥取市は温度計やタイマーなどで測定して十分に加熱することが重要と強調。生肉と加熱後食品を扱う器具を分けるなど、日常の衛生管理を徹底するよう呼びかけた。
高齢者施設などでもO157による食中毒が発生
全国ではO157による食中毒が複数発生しており、過去には高齢者施設で提供された「きゅうりのゆかり和え」を原因に84人が発症、6名が死亡した例もある。調査の結果、野菜の殺菌が不十分であったことが原因だと推定された。
鳥取市は特に高齢者など抵抗力の弱い人への生野菜提供時には、次亜塩素酸ナトリウムによる殺菌など十分な処理を行うことが重要だとしている。
(画像はunsplashより)
鳥取市は特に高齢者など抵抗力の弱い人への生野菜提供時には、次亜塩素酸ナトリウムによる殺菌など十分な処理を行うことが重要だとしている。
(画像はunsplashより)