グローバルキッチンとJDSCが開発
多様な産業分野へのAIソリューション提供を進める株式会社JDSC(以下、JDSC)と、高齢者施設の給食事業などを手がけるグローバルキッチン株式会社(以下、グローバルキッチン)は8月30日、AIとデータを活用し、栄養価や価格、食材の組み合わせ、色合いなど、満たしたい条件を設定すると、それに沿った献立を自動作成するSaaS型アプリケーションを開発したことを発表した。
グローバルキッチンでは、すでにこのアプリを用いて作成した献立表を、高齢者施設や介護施設向けの食材提供サービス「まごの手キッチン」において、会員企業向けサイトで公開、約5,000施設での利活用につなげているという。
介護施設や福祉施設、教育機関などで提供する給食では、栄養価の計算や複雑なコスト管理を行いながら、喫食者が飽きることのないよう、バラエティに富んだメニューの開発を進めねばならない。こうした献立作成業務は、管理栄養士にとっても非常に負荷の大きいものといえる。
利用者の状況に合わせ、咀嚼機能の低下した人に向けた特別食や、栄養指導を受けている人、何らかの疾患治療中で食事制限がある人などに向けた個別の調整食が必要な場合も多く、高齢者の増加と食の多様化から、さらに多大な労力と時間を要する事態になっているとみられる。
こうした現状を受け、JDSCとグローバルキッチンでは、AIとデータを活用した自動献立作成アプリを開発、グローバルキッチンの培ってきた献立作成ノウハウを定式化し、数理最適化モデルによって、栄養価や価格、メニューかぶりの回避、色合い調整など、指定条件を満たす1カ月分の献立を素早く作成できるようにした。
グローバルキッチンでは、すでにこのアプリを用いて作成した献立表を、高齢者施設や介護施設向けの食材提供サービス「まごの手キッチン」において、会員企業向けサイトで公開、約5,000施設での利活用につなげているという。
介護施設や福祉施設、教育機関などで提供する給食では、栄養価の計算や複雑なコスト管理を行いながら、喫食者が飽きることのないよう、バラエティに富んだメニューの開発を進めねばならない。こうした献立作成業務は、管理栄養士にとっても非常に負荷の大きいものといえる。
利用者の状況に合わせ、咀嚼機能の低下した人に向けた特別食や、栄養指導を受けている人、何らかの疾患治療中で食事制限がある人などに向けた個別の調整食が必要な場合も多く、高齢者の増加と食の多様化から、さらに多大な労力と時間を要する事態になっているとみられる。
こうした現状を受け、JDSCとグローバルキッチンでは、AIとデータを活用した自動献立作成アプリを開発、グローバルキッチンの培ってきた献立作成ノウハウを定式化し、数理最適化モデルによって、栄養価や価格、メニューかぶりの回避、色合い調整など、指定条件を満たす1カ月分の献立を素早く作成できるようにした。
受注予測や在庫最適化機能も視野に
アプリは直感的で使いやすい仕様となっており、個別の栄養価調整食メニューの作成にも対応する。
さらに今後は、メニュー食材の受注予測や在庫最適化にかかる機能も開発、追加搭載して提供する予定という。
これまで担当者の経験や勘に頼っていた食材の発注量なども、最適な量をAIが自動算出、無駄のない発注をしやすくし、さらなる業務負担の軽減で、コスト削減や働き方改革の実現も目指していきたいとしている。
このほか、各メニューの個別撮影画像からAIにより自動で不要な背景を削除、献立通りに組み合わせた画像生成機能も開発中で、メニュー撮影業務の効率化も実現させる方針という。
アプリの知財はJDSCが所有しており、希望顧客には月額課金型モデルで提供していく。
(画像はプレスリリースより)
さらに今後は、メニュー食材の受注予測や在庫最適化にかかる機能も開発、追加搭載して提供する予定という。
これまで担当者の経験や勘に頼っていた食材の発注量なども、最適な量をAIが自動算出、無駄のない発注をしやすくし、さらなる業務負担の軽減で、コスト削減や働き方改革の実現も目指していきたいとしている。
このほか、各メニューの個別撮影画像からAIにより自動で不要な背景を削除、献立通りに組み合わせた画像生成機能も開発中で、メニュー撮影業務の効率化も実現させる方針という。
アプリの知財はJDSCが所有しており、希望顧客には月額課金型モデルで提供していく。
(画像はプレスリリースより)