「アイソカルゼリー もっとハイカロリー」が「えん下困難者用食品 許可基準II」に
ネスレ日本株式会社ネスレ ヘルスサイエンス カンパニー(以下、ネスレ ヘルスサイエンス)は19日、同社が販売する「アイソカルゼリー もっとハイカロリー」が2024年6月6日に、消費者庁より特別用途食品の「えん下困難者用食品」における許可基準IIの表示許可を取得したと発表した。
2024年末以降、この表示許可に基づき、製品へ「消費者庁許可マーク」と許可表示の「本品は、誤嚥防止を目的としたえん下困難者に適した食品です」とする文言を記載し、新たなパッケージで全国の医療・介護施設へ順次出荷していくとした。
2024年末以降、この表示許可に基づき、製品へ「消費者庁許可マーク」と許可表示の「本品は、誤嚥防止を目的としたえん下困難者に適した食品です」とする文言を記載し、新たなパッケージで全国の医療・介護施設へ順次出荷していくとした。
食べ物を口に入れ咀嚼して飲み込み、口から胃へ運んでいく一連の動作を「えん下(嚥下)」というが、そのプロセスは大きく5つに分けられる。目や鼻で食べ物を認識する先行期、口の中で食べ物を噛み塊とする準備期、その塊を舌で喉の奥へと運ぶ口腔期、嚥下反射機能により塊が咽頭を通過して食道へ向かう咽頭期、食道から胃へと運ばれる食道期の5つだ。
通常はこのプロセスが自然に行われるが、加齢などによりその機能のどこかが弱り、嚥下機能として低下すると、口から食事を摂れなくなって低栄養状態が進行したり、誤嚥が起こりやすくなったりと深刻なリスクにつながる。
嚥下機能が低下したり、嚥下困難になってしまったりすると、しばしばむせる、咳き込む、食事に時間がかかるようになる、水分やパサパサしたものを避けるようになる、痰がからみやすい、食べこぼしが増えるなどの変化が生じるとされる。
「誤嚥」は、食べ物や唾液が食道ではなく気道に入り込んでしまう状態を指し、健常者でもときには食べた物が気道に入ってしまうことはあるものの、通常は反射的にむせて咳き込むことにより自ら異物を気道内から追い出してしまうことができる。
しかし、嚥下機能が低下している場合、誤嚥が生じてもむせないなど自然な対処ができず、口内細菌の増殖や免疫力の低下といった要素と合わさった場合に誤嚥性肺炎を起こすといったことがあり得る。
よって嚥下機能が低下した場合には、飲み込みやすいよう食事内容に配慮したり、正しい食事姿勢を保たせたりするなど、適切な対応が必要となる。
通常はこのプロセスが自然に行われるが、加齢などによりその機能のどこかが弱り、嚥下機能として低下すると、口から食事を摂れなくなって低栄養状態が進行したり、誤嚥が起こりやすくなったりと深刻なリスクにつながる。
嚥下機能が低下したり、嚥下困難になってしまったりすると、しばしばむせる、咳き込む、食事に時間がかかるようになる、水分やパサパサしたものを避けるようになる、痰がからみやすい、食べこぼしが増えるなどの変化が生じるとされる。
「誤嚥」は、食べ物や唾液が食道ではなく気道に入り込んでしまう状態を指し、健常者でもときには食べた物が気道に入ってしまうことはあるものの、通常は反射的にむせて咳き込むことにより自ら異物を気道内から追い出してしまうことができる。
しかし、嚥下機能が低下している場合、誤嚥が生じてもむせないなど自然な対処ができず、口内細菌の増殖や免疫力の低下といった要素と合わさった場合に誤嚥性肺炎を起こすといったことがあり得る。
よって嚥下機能が低下した場合には、飲み込みやすいよう食事内容に配慮したり、正しい食事姿勢を保たせたりするなど、適切な対応が必要となる。
低栄養対策としても効果的
消費者庁の認可による特別用途食品には、病者用食品、妊産婦・授乳婦用粉乳、乳児用調整乳、えん下困難者用食品、特定保健用食品があり、表示許可を受けると許可証票を付けられるようになる。
「えん下困難者用食品」は、飲み込みに不安がある人や食事中のむせ(誤嚥)が気になる人などを対象に、嚥下を容易にし、誤嚥や窒息を防ぐため、硬さや付着性、凝集性などを調整した特別な食品を指す。
所定の規格基準や要件に関し、消費者庁の行う厳格な審査を受けて適合していると認められた場合に「えん下困難者用食品」との表示が可能になる。
今回、認可を得た「アイソカルゼリー もっとハイカロリー」は、ネスレ ヘルスサイエンス独自の技術により、業界最高水準の1gあたり4kcalという高いカロリー密度を実現したカップゼリー。1カップ50gと食べ切りやすいサイズながら、200kcalを摂取できる。
約12口で摂取可能とされ、日々の食事が多いと負担に感じていたり、食事でエネルギーが足りているか心配に感じられたりしている人などのエネルギー補給に向く。
フレーバーとして、りんご味、パイナップル味、バナナ味、ピーチヨーグルト味の4種がある。喫食目安温度は10~45度だが、保存は常温保存が可能。医療機関や介護施設、ネスレ ヘルスサイエンスのオンラインショップなどで購入できる。
なお、使用時は医師や歯科医師、管理栄養士、薬剤師、言語聴覚士などの専門家による指導を受けて用いるようにとされている。
ネスレ ヘルスサイエンスでは、今後もこれら「えん下困難者用食品」のラインナップを充実させ、食事中の飲み込みや誤嚥に不安のある人々の栄養補給や健康維持に貢献していきたいとした。
(画像はプレスリリースより)
所定の規格基準や要件に関し、消費者庁の行う厳格な審査を受けて適合していると認められた場合に「えん下困難者用食品」との表示が可能になる。
今回、認可を得た「アイソカルゼリー もっとハイカロリー」は、ネスレ ヘルスサイエンス独自の技術により、業界最高水準の1gあたり4kcalという高いカロリー密度を実現したカップゼリー。1カップ50gと食べ切りやすいサイズながら、200kcalを摂取できる。
約12口で摂取可能とされ、日々の食事が多いと負担に感じていたり、食事でエネルギーが足りているか心配に感じられたりしている人などのエネルギー補給に向く。
フレーバーとして、りんご味、パイナップル味、バナナ味、ピーチヨーグルト味の4種がある。喫食目安温度は10~45度だが、保存は常温保存が可能。医療機関や介護施設、ネスレ ヘルスサイエンスのオンラインショップなどで購入できる。
なお、使用時は医師や歯科医師、管理栄養士、薬剤師、言語聴覚士などの専門家による指導を受けて用いるようにとされている。
ネスレ ヘルスサイエンスでは、今後もこれら「えん下困難者用食品」のラインナップを充実させ、食事中の飲み込みや誤嚥に不安のある人々の栄養補給や健康維持に貢献していきたいとした。
(画像はプレスリリースより)