私も似ている境遇かもしれません
おほほさんはまだ現場になれず、バタバタと毎日が過ぎていく状況でしょうか?
私は大学卒業後は栄養士と関係ない職場へ就職し、
転職した去年の春から委託食堂の現場責任者(チーフ)をしています。
社員は私だけで、他のパートさんも給食現場は初めてなので、
当然私が仕切るしかありませんでした。
未経験の私でも、本社の栄養士が立てた献立を
定食、丼もの、麺のトッピング等一通りを一人で作り、
パートさんに盛りつけ等の指示を出さなければなりません。
早く出社してもいつも時間ギリギリで、クレームに頭を下げることもありました。
発注やパートさんのシフト作成、月々の報告書等事務仕事もありますが、
私の中では毎日の食事提供を無事に行うことが最重要だと思っています。
だから事務は持ち帰ってやっていました。(施設側の都合上、残業ができないので)
食数が多くとも150程度という規模ではありますが、
未経験の管理栄養士にとっては運営するのが大変でした。
もちろん「(管理)栄養士らしい仕事は何もしてないな」と感じていました。
そして、この現場を担当する本社の栄養士さん(事務メイン)は
現場経験が短かったためか、未経験の私が見ても段取りが悪かったり、
衛生管理ができなかったり、料理が苦手なのがわかりました。
彼女の作る献立も、調味料の比率や野菜1個の重量、作業指示は
到底当てにならないものでした。
彼女は人柄の良さだけで仕事を任されているのかな?と思ってしまいました。
そんな彼女をみて、なおさら私は「現場で経験を積まなければ!」と思い直しました。
おほほさんは初めよりも、
ニンジンを切るにしても早くきれいにできるようになったのではないですか?
今はまだ分からなくても少し落ち着けば、周りが見えてきて
段取りの組み方もわかってくると思います。
調理ができて、一日大きな問題なく運営できる、
その基盤があるから事務も円滑にできるようになって、
現場への指示も信頼される…のではないでしょうか?
≫毎日、初めて知るような料理ばかりで作り方もよくわからなくて
≫時間にもあまり間に合うことがまだなくて
ならばなおさら、今は調理の腕を磨く時期なのだと思います。
ちなみに私は、自分があまり作ったことのないような献立の日には
帰りに本屋で料理本を何冊も見比べたり、ネットで検索したり
その料理が売っているお店へ食べに行ったりして予習していました。
先輩のもとで働ける環境は、勉強にもなるしフォローもしてくれる
恵まれた環境なのですよ。
もしも嫌なことがあっても、反面教師にしましょう。
先輩なりに「これができるようになったら、次はこれを任せてみよう」
という仕事を教えていく流れは考えていると思いますよ。
今の仕事を将来へつなげるのは自分自身だと思います。
どうせなら肥やしにしていかないともったいない!
私の経験談が多くなってしまいましたが、少しは参考になりましたか?
体力を使うと思うので、とにかく良く寝てくださいね。
2010/07/29