私と全く同じ悩みですよ
ぶうりんさんの相談内容を見て、私も全く同様の疑問を2年前に持っていたので、気持ちがよくわかります。
私の勤務している病院では軟菜食の患者さんが、鶏肉をのどに詰められたことがあって、軟菜食でどうして鶏肉が常食と同じ大きさ(20g×3切)で出るの?と聞かれました。軟菜食の基準は何なのかを聞かれ、ぶうりんさんと同じように消化を考慮した食事と答えたところ、「それは潰瘍食でしょう?」と・・・
医師、看護師の方は「軟菜」というと「歯が悪くても食べやすい軟らかい食事」と思われており、病棟と栄養課での基準が違っていることを初めて知りました。
しかし、入院患者さんの現状としては、咀嚼力や、嚥下力の低下を考慮した食事が必要となっており、これまでの軟菜食では通用しないことを実感したので、病棟に確認しながら、メニューをかなり変更してきました。もちろんこれまでの軟菜食の定義も含めつつ、咀嚼面も取り入れてです。
さらに「ムース食」も取り入れ、患者さんの状態に応じた形態を常に検討しています。
初めは神経質なくらい、「この食材は?この調理法は?」と悩むこともありましたが、調理師さんと相談しながら、ようやく当院の軟菜食が確立しつつあります。
約束食事箋にも食種ごとに対象者、適応範囲を明示し、院内での周知活動も行いました。
これからも時代の流れや、患者さんの状態も変化していくことと思うので、どこかの時点で食事形態を見直しする必要はあるのだと思いました。
病棟と厨房スタッフの意見を取り入れながら、ぜひ新しい軟菜食を作り上げて行ってくださいね!何かの参考になれば幸いです。
2011/03/28