みなさんありがとうございます!
たくさんのご意見・アドバイスや励ましのお言葉を頂き、ありがとうございます。
また、同じような境遇の方がたくさんいらして、なんというか・・・少しほっとしました。
「あ、私だけじゃないんだ」って・・・。
みなさんに質問してから2か月。
私は、今回の震災で最も被害の大きい宮城県沿岸部に住み、自宅・職場ともに津波の被害に遭いました。
津波の被害で、住んでいた家や車を失い、祖母を含め親戚友人が多数命を奪われました。
震災前までは、このまま仕事をしていていいのかとてもとても悩み、不安で、やっぱりある程度回復するまで仕事から離れよう!と考えていました。
しかし、3.11の大震災・・・。
ライフラインは全てストップし、車も津波で流され、交通手段を失い、病院に寝泊まりする生活に。
服薬していた薬も手持ちがなくなってしまい、強制的に断薬となりました。
急な断薬をすると、身体に様々な影響が出ると常々主治医から言われていましたが、こんな状況で薬など手に入らず、主治医のもとに行けたのは地震から1か月後。
立っていられないほどの激しいめまい・吐き気・脱力感・無気力感・・・生きているのが不思議なくらいの体調でした。
しかし、病院・患者は待ってくれません。
一日分しか備蓄のない非常食を三日分まで引き延ばして食事を提供し、国や市から届く支援物資をさばく日々。
自分が病気だなんだと言っていられる状況ではなく、日々の生活を乗り切るのに必死でした。
1か月も経つと断薬の影響も抜け始め、いつも間にか、薬なしでも精神的に落ち着くようになり、震災後2度目の診察で薬は頓服にし、辛くなったら服薬するようにしてください、と言われました!
あれほど辛く、希死念慮も強かった私が、生きるか死ぬかの体験をしたことで、多少気持ちが強くなったのかもしれません;;
小さな気分の落ち込みや軽い過呼吸発作などはありますが、だいぶ安定してきました。
みなさんからアドバイスを頂いた「完璧でなくていい」「一人の人間として自分を大切に」。
少し余裕が出てきた今なら、分かる気がします。
被災地は復興に向けて、やっと一歩踏み出せたところです。
私も、この病気そしてこの震災を気に、自分を見つめなおし、新たな一歩を踏み出したいと思います。
長くなりましたが、ありがとうございました。
2011/05/08