27日・28日と相次いで異物混入事例が発生
神奈川県川崎市で市内の学校給食における異物混入事例が相次いで発生した。同市の教育委員会では、それぞれの事例について現時点で判明している事実状況を発表、給食調理業務の受託事業者や、食材納入業者らに製造工程と作業手順の確認、異物混入防止対策の徹底を指示している。
最初の事例は、川崎市中原区の市立特別支援学校である聾学校で9月27日に発生、同学校内の中央支援学校高等部分教室において、給食の配膳中にその日の献立メニューにあった「僧兵汁」の食缶底からビニール片が発見された。
給食提供前に発見されたため、同じ給食室で調理した僧兵汁は児童らに提供せず、全学級でその他の献立のみを提供したという。この中央支援学校高等部分教室には65人の生徒が在籍、聾学校には幼児・児童・生徒の39人が通っている。
発見されたビニール片は、長さ約15センチ×約7センチのものと、長さ約7センチ×約8センチの2枚。原因は現在調査中とされる。当日の献立は、ご飯、鮭の塩焼き、切り干し大根のベーコン煮、僧兵汁、牛乳だった。
最初の事例は、川崎市中原区の市立特別支援学校である聾学校で9月27日に発生、同学校内の中央支援学校高等部分教室において、給食の配膳中にその日の献立メニューにあった「僧兵汁」の食缶底からビニール片が発見された。
給食提供前に発見されたため、同じ給食室で調理した僧兵汁は児童らに提供せず、全学級でその他の献立のみを提供したという。この中央支援学校高等部分教室には65人の生徒が在籍、聾学校には幼児・児童・生徒の39人が通っている。
発見されたビニール片は、長さ約15センチ×約7センチのものと、長さ約7センチ×約8センチの2枚。原因は現在調査中とされる。当日の献立は、ご飯、鮭の塩焼き、切り干し大根のベーコン煮、僧兵汁、牛乳だった。
28日は「黒食パン」で2件
2件目、3件目の事例は、いずれも9月28日の市立小学校給食で発生した。まず川崎市中原区の今井小学校で、同日10時頃、調理室での配缶作業中に「黒食パン」2枚のパンの耳部分に約3ミリ四方のシリコン塗装膜のようなものが付着しているのが発見された。
提供前の発見であったため、代替品として「胚芽サンドパン」を提供するものとし、「黒食パン」が同校児童の682人らに提供されることはなかったという。こちらの原因については、食パン型の表面加工で用いられるシリコン塗装がはがれたものである可能性が高いとみられている。
3件目は、川崎市川崎区の向小学校で12時30分頃に発生、同校3年2組の児童31人が給食を喫食中、児童がパンボックス内でアリ1匹を発見した。そのため、同クラスでは黒食パンの喫食を中止し、その他の献立のみの提供となった。
原因は調査中で、現時点で判明していない。向小学校には教室や調理室内の衛生管理、異物混入防止などの対策徹底も指示された。なお、この日の「黒食パン」を喫食した児童に健康被害は確認されていない。
28日の給食献立は、黒食パンのほか、マカロニグラタン、ボイル野菜、和風ドレッシング、牛乳というメニューだった。
これら異物混入が確認された当該校・クラスの全保護者には、その事実に関する通知も行われている。
(画像はPixabayより)
提供前の発見であったため、代替品として「胚芽サンドパン」を提供するものとし、「黒食パン」が同校児童の682人らに提供されることはなかったという。こちらの原因については、食パン型の表面加工で用いられるシリコン塗装がはがれたものである可能性が高いとみられている。
3件目は、川崎市川崎区の向小学校で12時30分頃に発生、同校3年2組の児童31人が給食を喫食中、児童がパンボックス内でアリ1匹を発見した。そのため、同クラスでは黒食パンの喫食を中止し、その他の献立のみの提供となった。
原因は調査中で、現時点で判明していない。向小学校には教室や調理室内の衛生管理、異物混入防止などの対策徹底も指示された。なお、この日の「黒食パン」を喫食した児童に健康被害は確認されていない。
28日の給食献立は、黒食パンのほか、マカロニグラタン、ボイル野菜、和風ドレッシング、牛乳というメニューだった。
これら異物混入が確認された当該校・クラスの全保護者には、その事実に関する通知も行われている。
(画像はPixabayより)