株式会社新社会システム総合研究所（SSK）は4月30日、「今、求められる栄養管理の実践」にかかるセミナーを開催すると発表した。開催日時は2024年6月8日の13:00～15:40で、会場受講のほか、ライブ配信やアーカイブ配信にも対応している。

今回のセミナーは、栄養とリハビリテーション、口腔機能の三位一体で支える自立支援として、高齢者特有の低栄養要因を踏まえたケアと業務改善や多職種連携のポイントについて、主に解説する。

講師には、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院の看護部副部長を務める森みさ子氏と、国立大学東京医科歯科大学病院の管理栄養士である斎藤恵子氏が登壇予定となっている。

会場受講の場合は、東京都港区西新橋のザイマックス西新橋ビル4Fにある「SSKセミナールーム」で受講する。ライブ配信はZoomウェビナーで行われ、アーカイブ配信利用の場合は、開催日から3～5営業日後を目処にVimeoで配信されるものとなり、その公開日から2週間のあいだ、何度でも都合の良い時間に視聴可能となる。

まず、森氏による講義では、「MBA看護師の視点で栄養治療を考える」と題し、高齢者特有の身体的変化や心理社会的変化を踏まえたケアのポイントと、業務改善や専門職連携をよりうまく実施していくためのコツを指南する。

高齢化社会において栄養とリハビリテーション、口腔機能の改善は、患者のQOLを高めるのはもちろん、適切に診療報酬を得られるようにしていくという観点で、病院経営にも貢献する重要な要素になるという。

予備知識のないごく初学者から、管理者まで分かりやすい講義形式で実施されるといい、質疑応答の時間も設けられているので、幅広く理解を深められる機会になると考えられる。

続く斎藤氏による講演では、「高齢者の自立支援に向けた栄養管理、栄養指導のポイント」をテーマに、早期介入や個々に合った生活、食事の工夫を提案していくための実践的方法に関するレクチャーが行われる。

高齢者が自立し、生き生きと生活していくためには、疾病だけでなく、加齢に伴う味覚などの機能低下、独居などの社会的要因、認知機能障害を含む心理的要因など、多様な要素に対応し、低栄養を防いでいくことが重要となる。

高齢者のもつ特異性から、栄養アセスメント、栄養管理など、すぐに実践で役立つ手法や考え方を学べ、最後には、やはり質疑応答の時間が設けられるようになっている。

詳細はリリース資料や案内ページを参考にしてほしい。

（画像はプレスリリースより）