給食でのノロウイルス感染
三重県鳥羽市の小学校でこのほど、ノロウイルスによる食中毒が発生した。学校内で調理された給食を原因とするもので、児童と教員ら、合計13人に症状が出ている。
三重県の発表によると、2月16日9時頃、鳥羽市内の医療機関から伊勢保健所へ、鳥羽市菅島町の市立菅島小学校で複数人の児童及び教員らが下痢や嘔吐などの食中毒様症状を呈していると連絡があったという。
これを受け、伊勢保健所が直ちに調査を開始したところ、当該小学校で給食を喫食した32人中13人に同様の症状が現れていることが判明した。
保健所は、有症者に給食を除き、他に共通の食事がみられないこと、有症者の症状と潜伏期間が特徴としてノロウイルスによるものと一致すること、複数の有症者及び調理従事者の便からノロウイルスが検出されたことから、同小学校における給食事業者が提供した食事を原因とする食中毒と断定している。
有症者の診察にあたった医師からは、すでに食中毒の届出も提出されている。
三重県の発表によると、2月16日9時頃、鳥羽市内の医療機関から伊勢保健所へ、鳥羽市菅島町の市立菅島小学校で複数人の児童及び教員らが下痢や嘔吐などの食中毒様症状を呈していると連絡があったという。
これを受け、伊勢保健所が直ちに調査を開始したところ、当該小学校で給食を喫食した32人中13人に同様の症状が現れていることが判明した。
保健所は、有症者に給食を除き、他に共通の食事がみられないこと、有症者の症状と潜伏期間が特徴としてノロウイルスによるものと一致すること、複数の有症者及び調理従事者の便からノロウイルスが検出されたことから、同小学校における給食事業者が提供した食事を原因とする食中毒と断定している。
有症者の診察にあたった医師からは、すでに食中毒の届出も提出されている。
有症者は全員快方に
今回、原因となった食事は、2月14日の昼食として出された給食で、この日の献立はマカロニグラタン、卵入りコーンスープ、チョコホイップ、コッペパン、牛乳だった。
これらを喫食した児童や教員ら32人のうち、13人に嘔吐や吐気、37.2~39.0度の発熱、腹痛、下痢といった症状が発現した。発病は2月15日16時~2月16日16時となっている。
13人に入院となったケースはなく、全員が快方に向かっているという。
伊勢保健所は今回のケースをノロウイルスによる食中毒とし、調理にあたった給食事業者には、19日付で営業停止処分を科した。
ノロウイルスによる食中毒は、ウイルスに汚染された食品や、調理従事者の手指などを介して汚染された食品、加熱不十分な二枚貝の喫食などによって発生する。
感染力が非常に強く、少量のウイルス量であっても感染・発症するため、食中毒のほかにも、便や嘔吐物、手指を介して人から人へ感染する場合もあることから、看護などにも十分な注意が必要となる。
症状は主に嘔吐と下痢だが、感染から発症まで1~2日間かかる特徴があり、中でも発病当初に激しい症状を起こすことで知られる。頭痛や発熱、咽頭痛などが現れることもあるが、通常は発症後3日程度で治癒する。
予防するには、調理前やトイレの後など、石鹸による十分な手洗いを徹底すること、二枚貝は中心部まで十分加熱し、加熱調理用のカキは生で食さないようにすること、まな板や包丁、ふきんなどはよく洗い、熱湯や漂白剤で消毒すること、さらに風邪(とくに胃腸風邪)のような体調不良がある場合には調理業務に従事させないことなどが有効である。
(画像はPixabayより)
これらを喫食した児童や教員ら32人のうち、13人に嘔吐や吐気、37.2~39.0度の発熱、腹痛、下痢といった症状が発現した。発病は2月15日16時~2月16日16時となっている。
13人に入院となったケースはなく、全員が快方に向かっているという。
伊勢保健所は今回のケースをノロウイルスによる食中毒とし、調理にあたった給食事業者には、19日付で営業停止処分を科した。
ノロウイルスによる食中毒は、ウイルスに汚染された食品や、調理従事者の手指などを介して汚染された食品、加熱不十分な二枚貝の喫食などによって発生する。
感染力が非常に強く、少量のウイルス量であっても感染・発症するため、食中毒のほかにも、便や嘔吐物、手指を介して人から人へ感染する場合もあることから、看護などにも十分な注意が必要となる。
症状は主に嘔吐と下痢だが、感染から発症まで1~2日間かかる特徴があり、中でも発病当初に激しい症状を起こすことで知られる。頭痛や発熱、咽頭痛などが現れることもあるが、通常は発症後3日程度で治癒する。
予防するには、調理前やトイレの後など、石鹸による十分な手洗いを徹底すること、二枚貝は中心部まで十分加熱し、加熱調理用のカキは生で食さないようにすること、まな板や包丁、ふきんなどはよく洗い、熱湯や漂白剤で消毒すること、さらに風邪(とくに胃腸風邪)のような体調不良がある場合には調理業務に従事させないことなどが有効である。
(画像はPixabayより)