14人に症状、給食提供施設は営業禁止処分
愛知県は24日、同県犬山市の高齢者施設でノロウイルスによる食中毒が発生したことを発表した。同施設で提供された給食が原因とされ、製造・提供を行った施設には営業禁止の処分がとられている。
食中毒事件が発生したのは、愛知県犬山市裏之門の「板津介護ステーション」。この施設の入居者や利用者のうち14人に下痢や嘔吐などの症状が出た。患者は全員快方に向かっており、死者などは出ていない。
調査を行った保健所は、ノロウイルスを病因物質とする食中毒事例と断定し、給食の調理・提供を行った春日井市の業者、株式会社名西フーズを、食品衛生法第6条違反により、営業禁止処分とした。
食中毒事件が発生したのは、愛知県犬山市裏之門の「板津介護ステーション」。この施設の入居者や利用者のうち14人に下痢や嘔吐などの症状が出た。患者は全員快方に向かっており、死者などは出ていない。
調査を行った保健所は、ノロウイルスを病因物質とする食中毒事例と断定し、給食の調理・提供を行った春日井市の業者、株式会社名西フーズを、食品衛生法第6条違反により、営業禁止処分とした。
ノロウイルスの食中毒が多数発生中
原因食品の可能性が高いとみられている2月19日の昼食メニューは、通常食が「ごはん、汁物、豚のみそ漬け焼き、菜の花の辛子和え」などで、ムース食は「鶏のキャベツの甘辛煮、白菜の甘酢和え」などであったとされている。
愛知県によると、今年の食中毒発生状況は、昨年同期に比べ件数が2倍の12件にのぼっており、とくにノロウイルスによる食中毒は多発しているという。
ノロウイルス食中毒は、冬季を中心に多発する傾向があるが、年間を通じて注意が必要なものだ。予防のポイントとしては、二枚貝などとくに汚染のおそれがある食品は、食品中心部で85~90度、90秒以上の十分な加熱調理を行うこと、調理器具の使用後は次亜塩素酸ナトリウムや熱湯での消毒を徹底すること、調理従事者らの健康状態を確認し体調不良者は食品調理などに従事させないようにすることなどがある。
また、ノロウイルスは人から人へと感染するため、調理前後や食事の前、トイレやオムツ交換後などは必ず石けんでしっかり手洗いを行うこと、患者の嘔吐物や糞便はウイルスを多量に含んでいるため、これらを処理する際に前掛けや手袋を装着し消毒液などを用いて汚染の広がりを防ぐことも重要とされている。
(画像はPixabayより)
愛知県によると、今年の食中毒発生状況は、昨年同期に比べ件数が2倍の12件にのぼっており、とくにノロウイルスによる食中毒は多発しているという。
ノロウイルス食中毒は、冬季を中心に多発する傾向があるが、年間を通じて注意が必要なものだ。予防のポイントとしては、二枚貝などとくに汚染のおそれがある食品は、食品中心部で85~90度、90秒以上の十分な加熱調理を行うこと、調理器具の使用後は次亜塩素酸ナトリウムや熱湯での消毒を徹底すること、調理従事者らの健康状態を確認し体調不良者は食品調理などに従事させないようにすることなどがある。
また、ノロウイルスは人から人へと感染するため、調理前後や食事の前、トイレやオムツ交換後などは必ず石けんでしっかり手洗いを行うこと、患者の嘔吐物や糞便はウイルスを多量に含んでいるため、これらを処理する際に前掛けや手袋を装着し消毒液などを用いて汚染の広がりを防ぐことも重要とされている。
(画像はPixabayより)