徳島で製造、関東地方の高齢者施設などで患者発生
徳島県は12日、圏内の施設が製造・販売した正月用の「冷凍おせち」で食中毒事件が発生したことを発表した。1月12日の9時時点で、栃木県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県の関東地方1都4県にある高齢者関連施設12施設の利用者ら、81人に症状が出ているという。
製造したのは、徳島市北沖洲の有限会社エイブルフーズ。調査の結果、同社が12月11日及び12日に製造した「冷凍おせち」を原因食品とする、ノロウイルス(G2)の食中毒と断定された。
患者は42歳~100歳の81人で、主に嘔吐や下痢の症状がみられた。確認されたのは12施設だが、該当日に製造し、販売された冷凍おせちは480個で、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県の合計23施設に納入されている。
また、エイブルフーズによる「冷凍おせち」は、12月6日、11日、12日、18日、19日、20日の6日間に分けて製造されており、総数では1,289個が作られていた。
製造したのは、徳島市北沖洲の有限会社エイブルフーズ。調査の結果、同社が12月11日及び12日に製造した「冷凍おせち」を原因食品とする、ノロウイルス(G2)の食中毒と断定された。
患者は42歳~100歳の81人で、主に嘔吐や下痢の症状がみられた。確認されたのは12施設だが、該当日に製造し、販売された冷凍おせちは480個で、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県の合計23施設に納入されている。
また、エイブルフーズによる「冷凍おせち」は、12月6日、11日、12日、18日、19日、20日の6日間に分けて製造されており、総数では1,289個が作られていた。
発生件数も多く注意が必要なノロウイルス
食中毒の原因食品となった「冷凍おせち」には、正月のおせちメニューとして、有頭海老、赤魚の塩焼、花蓮根、豚角煮、合鴨ロース、にしんの昆布巻、みどり豆、ままかり、紅かまぼこ、黒豆、きんとん、煮しめ、伊達巻、なますが詰められていた。
ノロウイルスによる食中毒は年間を通して発生し、とくに秋から春先にかけては毎年、全国的に多くの報告件数がある。感染から発症までの潜伏期間は24~48時間で、主な症状は吐き気や嘔吐、下痢、腹痛。
多くは数日間で自然に回復するが、ウイルスとして感染力が強く、家庭や職場などでの人から人への感染(二次感染)の恐れも大いにあることから、注意が必要とされる。
ノロウイルスに感染した調理従事者の手を介して汚染された食品の喫食や、感染者の糞便・吐物などに汚染された物品類、汚染されたカキやその他二枚貝類の生食や過熱不十分な調理での喫食などで、食中毒となりやすい。
体調不良者は調理に従事しないこと、無症状でもウイルスを保有している場合もあるため、流水による丁寧な手洗いと食材の十分な加熱調理、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒などを徹底することが予防策となる。
(画像はPixabayより)
ノロウイルスによる食中毒は年間を通して発生し、とくに秋から春先にかけては毎年、全国的に多くの報告件数がある。感染から発症までの潜伏期間は24~48時間で、主な症状は吐き気や嘔吐、下痢、腹痛。
多くは数日間で自然に回復するが、ウイルスとして感染力が強く、家庭や職場などでの人から人への感染(二次感染)の恐れも大いにあることから、注意が必要とされる。
ノロウイルスに感染した調理従事者の手を介して汚染された食品の喫食や、感染者の糞便・吐物などに汚染された物品類、汚染されたカキやその他二枚貝類の生食や過熱不十分な調理での喫食などで、食中毒となりやすい。
体調不良者は調理に従事しないこと、無症状でもウイルスを保有している場合もあるため、流水による丁寧な手洗いと食材の十分な加熱調理、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒などを徹底することが予防策となる。
(画像はPixabayより)