私が栄養士の道を選んだきっかけは、公立短大で家から近く学費が安かったからで、栄養士になりたかったからでも何でもありません。そんなこんなでモチベーションが低く、スカウトされたことからモデルになろうかなぁ、前期試験が終わったところで中退も考えていました。実際に渋谷のモデル事務所を覗いた時に現実に戻りました。若くて可愛い子はいくらでもいる。自分のうりは何か?一過性のことよりも長く自分の糧になる差別化できる何かが必要だと気付きました。
栄養士の勉強は生化学や臨床等、覚えることが沢山あって横文字も多いですし、調理実習に着る白衣も地味で、お洒落したい年頃の子が違和感を感じたり、ついていけないと思う気持ちを抱くことがあっても普通のことだと思います。
別の楽しいもっと楽な道もあるでしょうが、栄養士の資格をもって得しても損にはなりません。できれば管理栄養士の資格も目指して欲しいです。成績はAをとる必要はなく、Dで普通に単位をもらえます。管理栄養士の資格も60点のDで合格できます。
環境が変わって異文化に違和感を感じたり迷ったり嫌になるのは普通のこと。まずは別の道もいいのですが、卒業することが大切です。あと1年ちょっと頑張ればいいだけ。卒業後の進路は飲料メーカー、スポーツ栄養士、特定保健師指導、一般企業、病院、保育園、老健、学校、幅広く何でもありますし損しません。
私は保育園で3年実務経験を積んで管理栄養士を取得、一般企業へ転職し栄養指導、献立作成、食育、HP作成、ポスター作成、献立ソフトで安全管理等、オフィスワークを中心に8年勤務、今現在子供の食育をと思い保育園へ転職して1ヶ月。
幅広く経験を積んだこともあり、献立作成をしたかったブログで情報公開したろ、親子クッキングスクールを企画したいと思い、正社員で就職したものの、文化ややりたいことが噛み合わず、試用期間内に転職活動も平行し、希望条件の保育園に内定も頂きました。
月曜日に代休を使って厨房内実習をお願いしています。
30過ぎての転職活動でいい条件はないのが常識かもしれませんが、私はいい条件を見つけて転職ができています。大切なのは、何がやりたいかです。その為に何が必要か。今の学校を退学することが最善か?悪い意味でリスクがあることは避けるべきです。
お嬢さんは若いので、もっと楽しいことがやりたいのかもしれませんが、やめてから漠然とした楽しいことを見つけられるとは、大人の目から見るとかんがえずらい。
先ずは気分転換しながら、前だけをみてがんばる。きっと乗り越えた先に明るい未来が待っています。負けるな!がんばれ!若者にエールを贈る‼
迷ってつまずくのは大人も一緒。正しい選択を勝ち取ってください‼
2016/12/03