一緒に頑張りましょう！ 私も特養で勤務しています。 今の栄養ケアマネジメントの体制が、ターミナルケアを見据えた体制ではなく、どちらかというと、頑張って食べて栄養状態をより良くしようという考え方もあるので、特養ではいろいろな矛盾や悩みが出てくるのではないでしょうか。 栄養ケアマネジメントをつくられた先生も、ターミナルにおける栄養ケアについては、これから着手する部分だとおっしゃっているようですよ。早くその方向性が示されると良いですね。 ターミナルケアの研修に何度か行きましたが、そこで、とあるパワフルな先生は、「栄養士は嫌いだ！」とおっしゃっていました。「栄養士は、やれ高リスクだ、体重が減ってきた大変！栄養補助食品食べろ、あれ食べろこれ食べろと、死ぬきっかけさえ与えない者が多い」とかなりはっきりおっしゃっていました・・・。「そんな栄養士ばっかりでもないのにー！」と言いたかったですけどね。 でも、現実は、90代になっても、舌を動かす練習などをして、ミキサー食から常食にまでアップし、今では家族と一緒に外食を楽しめるようになった方もいたり、70代でもターミナル期に入り、アイスクリーム１口食べるのがやっとで、間もなく死を迎えようとしている方がいたり、食べることに全く興味がなく、毎日食事の時間が苦痛に感じている方も中にはいます。本当に人それぞれです。 とにかく言えるのは、病院でも特養でも、いろいろな方の人生があり、思いも様々で、最期の迎え方も違います。 私達栄養士も、介護や看護とチームを組んで、利用者お一人お一人が最期まで「あ～よかった。」と少しでも思っていただけるような支援を行っていったら、それで良いのではないでしょうか。 ほうれん草さん自身、悩みながらも、食事介助したり居室訪問したり関わりをもって、自分の親だったらって考えて行動しようとされている、それだけでも本当に素晴らしいことだと思いますよ！！ 「特養の栄養士はこうでなきゃいけない！こんなことして意味があるのか？」と決め付けず、ご本人・ご家族の意向をまずはよく聞いて、施設でどう過ごしたいのか把握し、食事に対する考えや思いもよく聞いて、介護や看護と一緒にどんなケアをしていけば良いか話し合っていけばよいかと思います。