この道30年、病院管理栄養士一筋です。これまで数多くの有望な新人や実習生と関わった経験、また自分自身3人の育児中、勉強不足を補おうと工夫してきた経験からお話しします。
昔の私は半ば育児放棄のように、子ども図書館に通っていました。図書館は清潔で空調も快適です。まだ歩き出したばかりの娘も、ここなら楽しめます。
そこで「ドラえもんからだ探検」のような科学絵本を読みあさりました。
子供向けの文章は頭にスーッと入ってきます。まさに「眼からウロコ」
素人ではないので、読めば「そういうことかあ」ってわかります。専門書の解釈本になるのです。
しかもタダ!
育児休業などすると、生活も苦しいのでドラちゃんやのび太クンに感謝です。
当時、社会から孤立しそうな気持ちで、スランプに陥っていた私でしたが、ここから飛躍的進歩を遂げ、資格取得に目覚めていきました。
子供向けの本は、専門書の理解に役立つだけでなく、その後、栄養指導の比喩表現にも使えるようになりました。今では自分らしい栄養指導スタイルを確立しています。
児童図書との出会いが人生を大きく変えたと、今でも思っています。
2016/06/27