ノロウイルスによる食中毒が発生
神奈川県藤沢市は21日、市内の社会福祉施設「社会福祉法人光友会 太陽の家」において、食中毒事例が発生したことを発表した。
藤沢市によると、1月19日に同施設から、通所者や施設職員の複数人が1月18日より腹痛や下痢、嘔吐などの体調不良を呈していると藤沢市保健所に連絡があり、判明したという。
報告を受けた保健所が調査を行ったところ、通所者や施設職員に下痢、腹痛、嘔吐などの症状がみられ、患者のいずれもがこの施設で提供された給食を喫食していた。
患者の共通食はこの給食以外になく、従事者と患者の便から食中毒の原因物質であるノロウイルスが検出されたこと、患者の症状や発症までの潜伏期間がノロウイルスによるものと一致していることなどから、給食を原因とする食中毒と断定された。
発生した社会福祉施設などで他の感染症を疑う情報がないこと、患者数の推移として時間を横軸にした流行曲線のグラフが一峰性を示していることも確認されている。さらに医師からも「食中毒患者等届出票」の提出がすでになされているという。
藤沢市によると、1月19日に同施設から、通所者や施設職員の複数人が1月18日より腹痛や下痢、嘔吐などの体調不良を呈していると藤沢市保健所に連絡があり、判明したという。
報告を受けた保健所が調査を行ったところ、通所者や施設職員に下痢、腹痛、嘔吐などの症状がみられ、患者のいずれもがこの施設で提供された給食を喫食していた。
患者の共通食はこの給食以外になく、従事者と患者の便から食中毒の原因物質であるノロウイルスが検出されたこと、患者の症状や発症までの潜伏期間がノロウイルスによるものと一致していることなどから、給食を原因とする食中毒と断定された。
発生した社会福祉施設などで他の感染症を疑う情報がないこと、患者数の推移として時間を横軸にした流行曲線のグラフが一峰性を示していることも確認されている。さらに医師からも「食中毒患者等届出票」の提出がすでになされているという。
患者は33人、1人が入院中か
いずれも現時点で調査中の情報だが、患者らに症状が現れ始めたのは1月18日の午後1時30分以降。該当給食を喫食したのは168人で、うち症状を呈した患者が33人となっている。主な症状は下痢、腹痛、嘔吐などで、1人が入院中とみられている。
原因給食は1月17日、18日に施設で調理提供された食事とみられ、主なメニューは「ハンバーグきのこソースがけ、ポテトサラダ、グラタン、コールスローサラダ」などであったとされる。
藤沢市と保健所では、これを受け、「太陽の家」を運営する株式会社ケイ・エフ・ケイ(飲食店営業)を1月21日より営業停止の措置とした。なお22日には禁止解除としている。
ノロウイルスは、乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層に感染性胃腸炎を引き起こす。通常の食中毒菌の場合、10万~100万個程度で発症するが、ノロウイルスは100個以下といった少量でも感染が起きることが分かっている。
感染後には、腸管内で増殖し、患者の便や吐物に多くのウイルスが含まれ、これらの処理時に感染する場合や、処理後に感染して浮遊したウイルスを吸い込んで感染する場合もある。
ノロウイルス感染者が触れたことなどで汚染された食品や、生カキなどの二枚貝が原因食品となりやすい。潜伏期間は通常24時間から48時間で、吐き気や嘔吐、下痢、発熱などの症状を呈する。
予防には、二枚貝は十分に加熱すること、調理の前やトイレの後などは石鹸でよく手を洗うこと、まな板、包丁、ふきんはよく洗い、熱湯や台所用塩素系漂白剤で消毒すること、感染者の嘔吐物などを処理する場合には使い捨ての手袋やマスクを用いることが有効となる。
(画像はPixabayより)
原因給食は1月17日、18日に施設で調理提供された食事とみられ、主なメニューは「ハンバーグきのこソースがけ、ポテトサラダ、グラタン、コールスローサラダ」などであったとされる。
藤沢市と保健所では、これを受け、「太陽の家」を運営する株式会社ケイ・エフ・ケイ(飲食店営業)を1月21日より営業停止の措置とした。なお22日には禁止解除としている。
ノロウイルスは、乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層に感染性胃腸炎を引き起こす。通常の食中毒菌の場合、10万~100万個程度で発症するが、ノロウイルスは100個以下といった少量でも感染が起きることが分かっている。
感染後には、腸管内で増殖し、患者の便や吐物に多くのウイルスが含まれ、これらの処理時に感染する場合や、処理後に感染して浮遊したウイルスを吸い込んで感染する場合もある。
ノロウイルス感染者が触れたことなどで汚染された食品や、生カキなどの二枚貝が原因食品となりやすい。潜伏期間は通常24時間から48時間で、吐き気や嘔吐、下痢、発熱などの症状を呈する。
予防には、二枚貝は十分に加熱すること、調理の前やトイレの後などは石鹸でよく手を洗うこと、まな板、包丁、ふきんはよく洗い、熱湯や台所用塩素系漂白剤で消毒すること、感染者の嘔吐物などを処理する場合には使い捨ての手袋やマスクを用いることが有効となる。
(画像はPixabayより)