サンドイッチでノロウイルスによる食中毒が発生
愛知県は7月28日、日進市の老人ホームにおいて集団食中毒事例が発生したことを発表した。利用者や職員ら31人に下痢や嘔吐などの症状が発現、ノロウイルスによる食中毒と断定されている。
発表によると、7月23日の午前8時50分頃、日進市内の老人ホームから、管轄の瀬戸保健所に対し、施設で調理・提供したサンドイッチを食べた数人に、7月22日未明から下痢や嘔吐の症状が出ている旨、連絡があったという。
報告を受けた同保健所が詳しい調査を行ったところ、7月21日の昼食に調理提供されたサンドイッチを喫食した40人中31人に食中毒様症状がみられていた。患者の共通食はこのサンドイッチのみであり、発症状況にも類似性が認められた。
患者の症状や潜伏期間はノロウイルスによるものと一致しており、施設利用者3人とスタッフ2人の便からノロウイルスが検出された。また、有症者を診断した医師から、食中毒の届出もあったため、瀬戸保健所では今回の事例をノロウイルスを原因物質とする食中毒と断定している。
発表によると、7月23日の午前8時50分頃、日進市内の老人ホームから、管轄の瀬戸保健所に対し、施設で調理・提供したサンドイッチを食べた数人に、7月22日未明から下痢や嘔吐の症状が出ている旨、連絡があったという。
報告を受けた同保健所が詳しい調査を行ったところ、7月21日の昼食に調理提供されたサンドイッチを喫食した40人中31人に食中毒様症状がみられていた。患者の共通食はこのサンドイッチのみであり、発症状況にも類似性が認められた。
患者の症状や潜伏期間はノロウイルスによるものと一致しており、施設利用者3人とスタッフ2人の便からノロウイルスが検出された。また、有症者を診断した医師から、食中毒の届出もあったため、瀬戸保健所では今回の事例をノロウイルスを原因物質とする食中毒と断定している。
冬期以外も引き続き注意を!
21日の昼に提供されたサンドイッチを喫食した40人のうち、施設利用者の22人(デイサービス利用者の4人を含む)とスタッフ9人の合計31人に、下痢や嘔吐、発熱などの症状がみられた。
患者の内訳は、男性4人(26歳~94歳)、女性が27人(44歳~98歳)だった。発症日時は7月22日午前5時30分~7月24日午前8時となっている。なお入院した患者はなく、全員が快方に向かっているという。
ノロウイルスによる食中毒は冬場を中心に多発する傾向があるものの、年間を通じて発生の恐れがあり、夏場も気は抜けない。
予防においては、二枚貝など汚染の恐れがある食品については、食品中心部で85~90度、90秒以上の加熱調理をしっかり行うようにすること、調理器具の使用後は次亜塩素酸ナトリウムや熱湯で消毒し、調理などに従事するスタッフの健康状態を確認、体調不良があれば食品調理などに従事させないようにすることなどがポイントとなる。
また、感染力が高く、人から人へと感染するため、手洗いの徹底もきわめて重要だ。調理前後や食事の前、トイレの後などは必ず石鹸で手をよく洗うようにすると良い。
(画像はPixabayより)
患者の内訳は、男性4人(26歳~94歳)、女性が27人(44歳~98歳)だった。発症日時は7月22日午前5時30分~7月24日午前8時となっている。なお入院した患者はなく、全員が快方に向かっているという。
ノロウイルスによる食中毒は冬場を中心に多発する傾向があるものの、年間を通じて発生の恐れがあり、夏場も気は抜けない。
予防においては、二枚貝など汚染の恐れがある食品については、食品中心部で85~90度、90秒以上の加熱調理をしっかり行うようにすること、調理器具の使用後は次亜塩素酸ナトリウムや熱湯で消毒し、調理などに従事するスタッフの健康状態を確認、体調不良があれば食品調理などに従事させないようにすることなどがポイントとなる。
また、感染力が高く、人から人へと感染するため、手洗いの徹底もきわめて重要だ。調理前後や食事の前、トイレの後などは必ず石鹸で手をよく洗うようにすると良い。
(画像はPixabayより)