こんにちは、はじめまして。
「栄養士・管理栄養士」の存在価値について、みなさんもいろいろ考えて
いらっしゃいますね。
私は、もともとスポーツインストラクターをしていまいた。その中で栄養の
必要性を感じ、また、健康産業(一次予防)で生きていくには栄養士の資格が
あったらいいな。と思い働きながら栄養士の資格を取得しました。
ちなみに現在は一次予防ではなく、二次予防・三次予防の病院で栄養指導の仕事
をしています。
それ以前は体力測定の有所見者への指導や、保育園での栄養士として食育に
携わったり、療育センターで障害児の食に携わったり、社食でパートしたり…
直営であったり委託であったり…
色々な職場を経験してきましたが、結果的に現場をうまく回すには「コミュニ
ケーション」が一番大事だという事だと思いました。
これは栄養士でなくても一緒ですね。
どんな職場でも、どんな職業でも、決して1人ではやっていけません。
より仕事をしやすくするにも、人間関係がうまくいっていればこそだと思います。
「栄養士・管理栄養士」が言っている事、としてみんなが納得してくれる事も
大切であると思いますが、「○○さんの言っている事」という人としての信頼感
が大切ではないでしょうか?
現在病院で仕事をしていて感じる事は、医療は科学的根拠がはっきりしている
かもしれません。 でも、患者は生身の人間ですし、それを診ているのもまた
生身の人間Dr.です。
ハッキリ言っていくら医学根拠がはっきりしていても、予想もしない病状になる方
もいれば、奇跡的な回復をする方もいます。
医学的に科学的根拠がはっきりして、作用機序がはっきりしていても、患者の個体
によって反応が違う事は多々あります。
また、正直言ってDr,の見立てで、病状は非常に影響されます。
ヤブとか名医とかはこの見立てで決まるのでしょうね。
栄養に関してもこの点は同じではないでしょうか?
同じものを食べても栄養の吸収率は人によって違うし、その時の精神状態・体調
によっても全然違ってきます。
確実に言える事は、赤ちゃんにしてもおじいちゃんおばあちゃんにしても、体を
作っているのは薬ではなく、間違いなく口から入る食べ物、飲み物であり、それが
健康を左右しているという事です。
最近では、最新栄養学がメディアで取り上げられ、普通の方が専門的知識を
得る場がたくさんあります。 正直言って、「えっ!?そうなの?」と今までの
常識を覆されるような内容の番組もあります。
そのような時は、素直に勉強します。
普通の方は栄養学のベースが無いところに、専門的知識が入る為、過大解釈して
しまったり、考え方がかたよってしまったりすることが多々あります。
そのような知識の方よりや誤解をほぐしてあげるのも栄養士の仕事のように思い
ます。
日本人は、メディアにかなり左右されやすい人種かと思います。
栄養士の基本はやはり現場であると思っています。下積みの現場経験があるか
無いかは、栄養士としてかなり大きく影響するでしょう。
栄養士って、どこへ行っても一匹狼的な仕事ですが、そのために自分が職場の
潤滑油になる事も必要だと思います。
私の経験からすると、栄養士ってその他大勢いる職種の方々から見ると「他職種」
なので、愚痴も言い易かったりするのでしょう。カウンセラー的な立場になる
事もしばしば。
私も栄養士の存在意義については「栄養士なんて」と思ったことがあります。
ヒエラルキーが低いのであれば、自分が人間的に認められる人間になればいいの
ではないでしょうか?
確かに栄養士の社会的地位は低すぎると思います。
保育士のように、もっと社会に打っててもいいようにも思います。
だって、この世に人間として存在している限り物を食べなくては生きていけない
し、食べたものが自分の細胞となるわけで、健康を左右するのが「食」であるの
ですから。
ですから、栄養士・管理栄養士の方々にも志を高く持って(必要以上に高くなく
ていいですから 笑)欲しいと思っています。
思いついたことをずらずら並べ立ててしまいました。
大変長くなってしまい、大変申し訳ありません。
せっかくですから、是非管理栄養士まで取得してください。
2017/06/28