私は精神科病院に勤務する管理栄養士です。
急性期病院から今の職場へ転職した当初は、精神科で栄養管理をする必要はない環境で、カンファレンスにも呼ばれませんでした。栄養指導なんて年間で数件レベルです。
管理栄養士としてできることは限られていますが、それは他の職種にも言えることです。だからこそ、専門性を高めたり、他の職種がどういった仕事をして、患者さんとどういう風に接しているのかを知ることが大事だと思います。体重の推移や栄養状態などデータで把握できるものだけだと、他の職種でも分かることなので、私は患者さんの食の嗜好や偏り、食べ方の特徴、リハビリをしていればリハビリに必要な栄養管理や退院に向けての食事相談などの情報を交えることで、他の職種の興味関心を引くようにしています。そういった働きかけを積み重ねていくことで他職種から相談を受けたり、食に関する情報をもらったりと自然と協働することができます。
namiさんは2年目にしてご自身の状況をきちんと把握されているのですね。カンファレンスで他職種と比べて発言する情報量が少ないなぁと感じたり、このままでいいのかなと思えるのは、誰にでもできることではありませんよ。カンファレンスの場はたくさん発言した人が目立ちますが、情報は量より質だと思います。あとは他職種で栄養や食事に関心をもっている協力者を見つけると、動きやすくなります。
憂鬱な気持ちが晴れるような回答になっているかは分かりませんが、namiさんのようなお若い管理栄養士さんの活躍を期待しています。
2024/08/03