ともここさまへ
こんにちは。
就活にむけて、そんな考え方もあるのだなあと思いながら読ませてもらいました。
実は私はもともと調理の専門学校に行きたかったのですが、栄養士の短大に運よく
入り、産休代替えの調理員で働き、運よく管理栄養士を取得でき、そうしたら管理栄養士と
して正職員で転勤を命じられ、今の病院で気づけば12年無我夢中で働いてきました。
実をいうと病院栄養士は=死と向き合う仕事 という重責を感じ、希望してはいなかったで
す。
実際5年ほどはもがきました。高齢者が多い患者さんに「もしかしたら、この病院の食事が
この方の最期の食事かもしれない」と思うと残菜も時間外で見るようになり、調理員日記も
つけ始め、献立、発注、栄養指導、アセスメント、会議、のほかにどんどん自分で仕事を
増やしていってました(汗)。
どんな仕事でも、人に向き合い責任をもつとはそういうことでないでしょうか。
いまだに「死」にはなれませんが、患者や家族、地域の方々や多職種と多くかかわり
いろいろな経験をするのはなによりの宝だと思います。
好きだとか嫌いだとかで仕事を選べる世の中ではないと思います。
まずは縁があったら踏み込んで、自分で楽しみややりがいを見つけてください。
給料だなんだの前に、被災地のことを思い、仕事があるありがたさを感じ、まずは
石の上にも三年、もがいてみてください。
2011/05/05