育児をしながら勉強時間を作るのは大変ですよね。
私の勉強方法が少しでも参考になれば・・・。長くてすみません。
私は受験を決意した当時33歳でしたが、短大卒業後はOL、栄養士デビューは30歳、途中で育休で1年休職したため経験は2年ほど、管理栄養士どころか栄養士としての知識も非常に乏しい状態でした。
本格的に勉強を始めたのは2010年の6月。実力を知るため、前年度の過去問を解いてみると、正答率は3割…。途方に暮れました。
私生活では2歳3か月の子供がおり、フルタイムで働いておりました。
翌年には幼稚園入園が控えており、1回しかチャンスはない!と自分に言い聞かせ、家族にも「1回で合格するように頑張るから協力してほしい」とお願いし、以下のように取り組みました。
【6月】にキソカンを購入し独学で勉強開始。基礎をすっかり忘れており全く理解できず。→県立大で行っていた講習会へ申し込み公衆栄養、解剖学、栄養学など1時間ずつの講習を1日受講する→あまり理解できず。しかし、とても面白くわかりやすい解説をしてくださる講師がおり、その講師の方から県の栄養士会で月1回行っている講習会を担当していると聞き、その講習会に申し込む。
【7月】月1回電車に1時間揺られ、朝9時半から4時半までみっちりの講習会を受けるようになる。講師より「医師とは違う、管理栄養士の試験は毎日3時間勉強すれば絶対に合格する。まだ間に合う、あきらめるな。同じ問題集を3回解きなさい。」とアドバイスを受け、勧められたクエスチョンバンクを購入。
講習会以外は、仕事の日は昼休みに30分クエスチョンバンク、夜子供を寝かせて10時か11時くらいから2~3時間、昼に間違ったり疑問に思った点を参考書などを使って調べ、ノートにまとめる。
例えばアミノ酸で間違ったら、参考書でアミノ酸について述べているところ数か所にフセンをつけ、それらを自分で理解しやすいようにノートに絵や表を取り入れながらまとめました。→後でまたアミノ酸がわからなくなったら参考書ではなく、ノートのその場所だけをみてわかるように細かくまとめるのがポイント。試験の時にもノートだけ持っていきました。
主人の休日で協力してももらえる日には、家族の昼食を準備し、朝から夕方まで図書館に行って勉強させてもらいました。
家のトイレや洗面所、キッチン、至る所に暗記モノの張り紙をしてあるき、ながら勉強も取り入れました。
これをずーっと繰り返していました。顔を上げられないほど肩こり悪化しました。
子供と旅行もせず、料理も手抜きで可愛そうでしたが、その分自分も雑誌もドラマも観ない。好きな洋服も買いにいかない。とにかく勉強あるのみでした。
勉強の理解度を知るためには模擬試験いいですよ!
私は4回受験しました。3回目の2011年1月には正答率64.5%。
2月からは「公衆栄養など暗記モノだけやれ」との講師の言葉を信じ、ひたすら暗記。
震災の影響で試験が延期になり、張りつめていた糸が切れたように、3か月ほどは全く勉強をせず、また6月上旬に病気で手術、入院。
退院後に再度気持ちを奮起し、6月に模試を受けてみると正答率は71.5%でした。
みっちりしつこいノート作りで暗記ではなく、体の成り立ちからホルモンの役割、不足や過剰時の病気、そしてその時の食事療法など連動して記憶がよみがえるようになっていたのです。
2011年7月の追加試験で一発合格することができました。自己採点結果は160点でした。
子供の時の私は数十万の学習教材や通信教育の赤ペン先生も全く出さず、試験前に徹夜タイプ。大人になっても水やりを忘れて花を枯らす人間です。
そんなぐうたらで、経験も実力もなかった私でも頑張れば本当に合格できました!!
毎日3時間の勉強、クエスチョンバンクを3回解く、2月からはひたすら暗記物。
クエスチョンバンクを出している会社で、トマトメールという問題付きのメールを週1回送ってくれるので確認にもなっていいですよ。携帯メールに登録します。
長々と自分のことも書いてしまってすみません。こんなダメな私でもやれば出来たと伝えたくて…。
頑張ってくださいね。きっと合格できますよ☆
2014/07/03