友人の家族の急病で

看護師を長くやっている友人の旦那さんが職場で倒れ、救急搬送されました。
血管系イベントで、かなり重症な状態ですが意識はあるようで、ひとまずほっとしましたが、治療方針はまだ経っておらず、安静とモニターと持続点滴でエアマットに寝ています。

面会や医師との面談、検査の同行などでは「医療者」の視線でクールにやり過ごせるし、いろいろ勉強になるし、泣いたりわめいたり不安な様子を見せることがないそうです。
仕事も半日休んで病院行ったり来たりをしながらも、ごく普通に過ごしていて、家族に大問題を抱えてる雰囲気を見せません。
雑談でも、旦那がこうだった、あー言った、とおちゃらけてるんですが、
今朝「家に帰ると、父親がいない家庭、っていうのが身に染みる」って。

育ち盛りの男の子二人、アナーキー状態。仕事と病院で忙しく、家事もぎりぎりなのに子どものケアができない。日曜に我が家の家族と一緒に行った焼き肉屋が最後の晩餐になるのかもしれない、怖くて旦那の置き忘れたペットボトルなんかが片付けられない…

なるほど、人って、家庭って、一瞬で様変わりしてしまうものなんだな。
いつの、どれが、最後の家族団らんになるかわからないな。何気なく過ごしてしまったけれど、これが大事な思い出になるのかもしれないと思ったら、毎日家族が顔を合わせて食事ができることに感謝しなくちゃ、と感じました。

めんどくさい旦那。散らかし屋のお父さん。それでも、いなくなったら、生きていても病院にいて、リスク一杯だったら、仕事上看護師として切り替えられるし、旦那さんの病院でも冷静でいられるかもしれないけど、家族に戻ったときには不安がいっぱいになっちゃうんですね。

打ち明け話をしてくれる相手に選んでいただけて幸栄。泣き言聞くだけなら、いつでもどうぞ。
私も家族をもっと大事にします。