交換表が難しそうだというときは、食品構成で説明したほうが理解しやすいと思います。私が良く使う手法は、患者さんの栄養配分を食品交換表で確認してから、その人の嗜好に合わせて、表1は「ごはんなら1食150g、パンの時は1枚半」というように、よく食べられる食品を選んでわかりやすい量の表現で伝えます。表2は患者さんのよく食べる果物だけを「リンゴ1/4個とかみかん1個」などと説明します。
表3は「魚が60g、肉が40g、卵1個、納豆1パック、豆腐1/3丁の中から3つ」というようにできるだけ簡略に説明します。脂質は油、バター、マヨネーズを1回5g程度、そして野菜は1回にキャベツ3枚分(120g)という具合です。たくさんの選択肢を伝えるよりも、頻度の多いものを選んで伝えた方が理解しやすいと思います。
2017/06/07