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回答

120人の経管栄養の対象者がいる病院の栄養士をしています。 うちの病院の場合です。参考程度です。  ほぼ寝たきりの肥満の方が体重を落とす理由として、心臓負担の軽減や呼吸器負担の軽減などがあります。また内臓脂肪過多による糖尿病などの悪化、逆流、骨粗鬆症などからの骨折リスクなども理由の一つとなります。  それらに加えNST会議では(新患者は必ず対象になります)体重過多の患者様に対して、医師からはエコー等による胸水、腹水の有無の報告、看護師からは全身の浮腫の経過、一般状態、、薬剤師から使用薬剤による体重増加の副作用の有無、リハビリ科からはリハビリ実施による消費量、栄養士からは本人の計算上の必要栄養量の提示と、これらをトータル的に考慮しながら、ご本人の投与栄養量の設定を行います。  また逆に肥満判定であっても特に身体的に問題なく安定している様であれば無理に体重を減らさず、増やさず、の状態を保つ場合もあります。  質問者様の入所者様の栄養量が多いか少ないかはわかりませんが、病院の指示であれば、このような経過を経た上の量ではないかと思われます。 しかし病院を退院し数カ月も経過しているのであれば、入院時と同じ状態ではない様に思われます。一度その経過を持ち病院に訪ねてみてはどうでしょうか?  ちなみにうちの病院の場合平均投与量1000Kcal(必要栄養量との差±10%) 最低量600Kcal(104歳身長100cm)です。  あとは絶食から開始、食事・輸液併用の場合はそれ以下の投与量になる事もあります。  患者観察の部分ですが、私も残念ながらパッと見て変化に気づくという事はありません。肌の色が黄色い、黒い、白い、肌に張りがある、つやがある程度しかわかりません。普段寝たきりの患者さんが起き上った時、全く印象が違うので、長年入院していても名前すら出てこない事も多々あります。 その辺は他職種におまかせして質問者様のような事を言われたら「教えてくれてありがとうございます」の返答をし、なるべく早めにその答えになるものを情報提供者に返す様にしています。

2012/11/13
回答

はじめまして。病院で働いています。 うちの病院も他の回答者様と同じく、最初から塩を入れて提供する事はありません。 ただし医師から「血清Na(低値)のため 塩分〇g/日付加」のオーダーがあった時、その患者さんの喫食状態から、副食に付加するか、主食(おかゆの場合のみ)に付加するかを考え、結果主食に付加する事はあります。 参考になるかはわかりませんが、うちでは全粥330gに対して1.5g位までが、まーまー食べることが出来るかな?という量ですね。おかゆの重量の0.3~0.5%位までが塩分付加可能と病棟には提示しています。

2012/10/29

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コメント

ご回答ありがとうございます。本当にそうですよね、病態がはっきりとしていると基本的な治療食基準に当てはめやすいですよね。  当院も腎食の食事基準があり基本的にはそれに準じた食事を提供しているのですが、NST会議で、各患者に提供している食事の栄養成分や量が現在の病態に合っているかを検討した時、制限を緩和しても良いのではないかという状況もあり、その場合塩分6.0未満を外す場合があります。今まではその経過を栄養管理計画書に特記しておけば加算はとれるという考えだったのですが(低Naの塩分付加についても同じく)、最近、病名の不適で数名の患者さんの特食加算を切られてしまうという出来ごとがありました。  提供している食事内容の不適ではなかったのですが、病名(狭心症名他、心不全名⇒再請求をかけました)が特食加算の適応ではないとの理由で社保で切られてしまいました。しかし国保では算定可能との事で、かなり矛盾した結果に医事課含め納得出来なく、今回特食対象の疾患名、加算が算定出来る食事基準等について細部まで見直しをかけている所です。  そのような事があった中出てきた疑問が、個別対応をしているという事がどこまで医療保険(者)に通じるか?その旨を計画書に記載、というのが有効であるのか?という部分でした。  腎疾患=基本的な腎臓食の枠にはめればこのような事は考えなくても良いのかも知れませんが、慢性期病棟の患者さんは平均在院日数が500日以上と長いため、治療のための食事というのはもちろん前提なのですが、個別対応をしギリギリのラインで緩和した豊かな食事を提供したいというのが、医師の考えでもあります。  ですので加算、非加算にこだわる事はないのですが、今回納得のいかない切られ方をしてしまったので、これ以上切らせないとちょっとムキになって調べまくってしまいました。  今回初めての質問でどこまで書いていいものかわからなく、書き方が悪く、腎食に塩分制限が必要か?が本題になってしまいました。申し訳ありませんでした。

2012/10/30
コメント

適格なご回答ありがとうございます。大変参考になりました。本当に、時代に即したシステム作りを今後期待したい所ですね。 腎食の場合、CKD診療ガイドを参照とした治療食を提供しているので、「G1~G2で高血圧や体液過剰を伴わない場合には、食塩制限緩和も可能である」という部分から塩分制限がなくても加算がとれるのだろうか?と考えてしまいました。  いづれにしても色々と解釈出来てしまう曖昧なものはきちんと精査してほしいものですね。

2012/10/23

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プロフィール

お-ちゃん

  • [性別] 女性
  • [保有資格] 管理栄養士
  • [上記以外の資格] 中学校教諭2種免許(家庭科/保健体育)  介護支援専門員 保育士 NST専門療法士
  • [都道府県] 北海道
  • [現在の職場] 病院・クリニック
  • [過去経験のある職場]
    病院・クリニック 介護・福祉施設
  • [実務経験年数] 10年以上20年未満
  • [自己紹介]