初めまして、「なるさん」、結論からいいます。なるさんのその経験、そしていま携わっている業務は栄養指導時に必ず役に立ちます。
というのも、私は大学卒業すぐに就職したのが卒論担当の教授の紹介で栄養のソフトプログラムを開発するの会社でした。今で言えばIT起業で、そこで初めての栄養部門の人材として就きました。仕事内容はなにも現場経験がない大学出たばかりの私が市町村の栄養士の方々を訪ねてどんな栄養のパソコンのソフトが欲しいかニーズを探してくることでした。
ご想像の通り全くだめです。現場経験がないので話の糸口も共感も掴めず散々でした。直ぐに教授に謝罪して辞めさせてもらいました。
ですから、そんなに現場経験のある「なるさん」は今の仕事の中でも常に色々な立場の方の意見を聞いておく、それが1番の勉強と思います。
そして、こまめに市町村の栄養士の求人をチェックしましょう。市町村の中には栄養指導経験がなくても採用するところもあります。
また、栄養指導業務希望であればとにかく対象者の言っていることを最後まで共感を持って聞くこと、そしてその対象者が1番効果的に改善でき、1番、簡単にできる改善案を対象者自身が気付くように話しをもっていくこと話術が重要です。
ちなみに私は現在、市町村の非常勤の管理栄養士と外来透析患者のみの栄養指導を行う管理栄養士として働いています。それぞれ就業して23年、13年となりました。
栄養指導には疾病ごとのガイドラインはありますが、食生活は1人1人違うのでいかに対象者に納得して実行してもらう、行動変容をうながすかが難しいです。ですが「やりがい」はあります。
お互い頑張りましょう。
2021/01/28