栄養士の地位を上げてください

相談するといいますか、
最近ふと感じた事を、つらつらと書いても良いですか？
書きます。
特殊な治療用食品を扱う卸会社の営業の方と《女性》と雑談していた時のことです。とても感じの良い方で、製品知識も多く、病態についても把握していて、卸の営業さんというよりメーカーの学術さんレベル。診療報酬にも詳しく、厚生労働省から出た疑義解釈を受けて、GFO OS−1の対応方法など、とてもスマートにわかりやすく明解にレクチャーしてくれる頼れる営業さんです。
ある日のこと。
とある経腸栄養剤の新規導入を検討していたんですが、看護部の猛反発を喰らい、製品紹介時にノリノリだった医師もテンション下がり気味。
営業さんに相談すると、任せて下さいと期待通りのお返事頂きました。
一ヶ月たったかどうかぐらいだったと思います。看護部からパンフレットを渡され『これに栄養剤切り替えるから。』と。なんと、前に猛反発された栄養剤でした。色々聞くとその営業さんが、看護部はもちろん医局・薬剤部、医事課に様々な方法で根回しを、切り替えに至ったとのことでした。私だけ何も知らなかったのです。
発注の時に、その営業さんに中間報告知りたかったと伝えると、今まで見た事のない顔付きで、『先生が言葉にするほど、本気で院内導入されたがっていると感じませんでした。私は業者です。スタッフではありません。この製品はこの病院にとって必要だと感じたから、任せると言った先生に変わり仕事をしたわけです。先生は管理栄養士としての役割や院内地位を最も向上する努力をするべきです。』いつもニコニコの営業さんからの鋭い言葉にビックリしてしまい、下を向いてしまいました。
友人の病院栄養士に話をすると、業者さんなのに言い過ぎだとか、取引を見直したらとか、マイナスな返答ばかりですが、彼女の真摯な眼差しの言葉が突き刺さって、抜けないのです。あー情けない私です。