はじめまして。
質問から期間が経過しているためすでに解決済みかもしれませんが、私の経験からお話させて頂きます。
以前は全国規模の大手病院から地方の病院、保育園とさまざまな施設の栄養士として渡り歩き、現在は個人事業ですが、経営者の視点から少しお話を…。
ちなみに地方の病院では委託給食で委託会社側に現場責任者としてコストの責任も負ってました。
他のコメ主様がすでにおっしゃってる通り、貴施設の上司に早めに報告・相談はされたほうが良かったのかなと思います。
それとは別にその高値で納品されているソフト食に限らず、他の食材でもコストを下げるということは、ハード面、ソフト面で回りに回って利用者に還元される、ということになります。
そういう意味では栄養士として間違ったことはしていないと思います。
ただ、その方法として「納品書の提示」については疑問があります。
ここでいう納品書とは製造元、もしくは卸業者から委託業者への納品書の事ですよね?
納品書の提示を求めることは法的に間違っているとかではなくて、ビジネス上のマナーの問題です。
例えば主様が家電量販店でエアコンを購入したいと思ったとき、店員に「納品価格はいくらですか?」とは聞かないと思います。
もし聞かれたとしても「ギリギリの価格でして」とか「処分なので赤字覚悟での価格です」と言うくらいで、はっきりとした納品価格は教えないと思います。
エアコン単体で見れば、ざっくりと店頭での売価から納品価格を引いたものが利益になりますが、その利益をいくらに設定するかは店舗や企業によって様々です。
さらにその納品価格も製造元(メーカー)と付き合い度合や納品するタイミングで家電量販店ごとに違うはずです。
要は納品価格が漏れるということはメーカーとの関係や会社としての信頼を損ないかねません。
話を元に戻しますと、私が委託側であれば納品価格を教えることはありません。
委託業者の部長が良い顔していない、というのは当然だと思います。
そして貴施設長から注意を受けたということも、価格交渉(経営面)の話は経営者でない限り、もしかするとすべきではなかったのかもしれません。
そしてソフト食を契約する前段階で、ソフト食の製造元や調べることができるなら同じものを購入している他施設の価格を調査するべきではなかったかなと思います。(ここで知ることのできる価格はあくまでも売価であり、納品価格ではありません)
契約をしてしまっては後の祭りです。
事前に調査していれば契約書の価格はおそらく他施設よりも高い価格であったと思われますので、実費買いや価格交渉など経て適正価格に出来ていたかもしれません。
委託業者も慈善事業ではありませんので、利益を生まないと潰れてしまいます。
委託業者がなくなれば貴施設もお困りになると思います。
主様が仰っているように委託業者の遅い対応などを見ると、とても委託業者を擁護する気持ちにはなれませんが、どんな形でも業者と良い関係が構築されれば、それもいずれ利用者様に還ってくると思います。
今後の参考になれば幸いです。
2021/09/08