てくさん初めまして!
私は高校→調理・製菓専門学校(在学中フランス留学)→栄養専門学校(食物栄養科)→レストランパティシエ3年→パートからの正社員登用で委託栄養士8年目(37回国試受験)という経歴です。
私も高校の頃パティシエを目指し、迷う事なく専門学校へ進学しました。親の理解と協力もあり、留学もさせてもらいました。
留学中に帰国後の事も色々と考え、これからはもっと栄養や健康についてのニーズが高まると考えた12年前の私は、栄養士の資格も取ればその知識も活かしたお菓子作りが出来る!ゆくゆくは自分の店も持ちたい!と思っていました。
そして帰国前に栄養科のある専門学校の資料を実家宛で請求。帰国後に滑り込みで試験を受け、2つ目の専門学校に通わせてもらいました。
今思えば破天荒娘です😅
栄養校卒業後は本来の目的、パティシエとしてレストランで働き始めました。そこでは3年勤めて、結婚を機に地元へ帰るため退職。
次の職業にパティシエは選びませんでした。理由は後述します。
結婚後は子供が欲しいと思っていたため、短時間パートで現在の会社に応募しました。ほんの腰掛けくらいに思っていましたがパートのまま思いの外在籍が長くなり、実務経験3年あれば管理栄養士の受験資格を得られるな→社内規定で社員にしか実務証明書出してない→正社員登用→そこから実務経験3年のカウントで昨年ようやく受験資格を得て、現在に至ります。
てくさんは今後仕事をするとなった上で、1番重要視する点は何でしょうか?
現在のてくさんの目的は高校卒業後の進路を決める事だと思います。
ではその次は?さらにその次は?
結婚や育児・介護など、今はまだ無い大きなライフスタイルの変化がいつかはあると思います。
その時に大事なことは、自分が心身共に健康で、そういった変化があった場合でも無理なく続けられるかだと、私は考えています。
先程結婚後の職にパティシエは選ばなかったと記載しましたが、理由はパティシエとして働いている間、ストレスと重労働による急激な体重減少・それに伴い無月経、子供が欲しかった私はこのまま続けたらマズいと感じました。
パティシエは華やかな表向きの裏に重労働があります。
20kg、30kgの粉袋を抱え慢性的な腰痛になりました。当然ですが立ち仕事です。レストランでは朝の7時半〜23時過ぎまで働いていました。人員不足の時は月に5日しか休みが無く、長連勤もザラでした。パティスリーでは働いていないので分かりませんが、似た様な物でしょう。
職場の立地が良かったので、客入りが激しい分月給は悪くなかったですし、パティスリーと違いライブ感があったのでやり甲斐もありましたが、心身に不調を来してまで、残りの人生でも続けたいとは私は思いませんでした。
現在は特養の厨房でチーフをやっています。
早番・遅番入り乱れてはいますが、自分次第で基本的に残業0、年間休日も有給含め125日以上あり、レストランパティシエの時より給料は落ちましたが、安定して長く続けていけると感じています。
もちろん、選ぶ業種や配属先によって勤務形態・勤務時間は全く違いますし、居住地や勤務地も大きく影響してきます。
また、栄養士職を考えるのであれば最初から管理栄養士取得を前提に4大へ進学する方が良いと思います。最新の知識と受験に向けてのサポート環境、勉強だけに集中できるのは学生の特権です。
働きながらの試験勉強はかなりキツいですよ。現場の状況次第で、予定していた休みが取れず準備不足に繋がります。場合によってはきちんと準備したのに、試験日に仕事に行かなければならなくなったりも…
就職においても短大や専門卒より4大の方が基本給が高いですし、資格手当も栄養士より管理栄養士の方が高いです。
商品開発等は一般企業への就活となるかと思いますが、こちらに関しても4大卒が前提の所が多いと思います。また、中途採用にはあまり出てこないので、新卒採用枠を狙うのが可能性としては1番高いのかなと。
色々と長くなってしまってすみません💦
この書き方だとパティシエより栄養士!みたいになってしまってますが、パティシエとして働いていた時の技術は今の会社でも発揮しています。課内でもデザート関連の事ならMiさん!と定着していて、全く違う職業ですが全ては繋がって今があります。
てくさんが進もうとしている道の先には、私みたいな人も居たんだなぐらいに思って頂き、進路決めの参考の一つにして貰えたらと思います。
納得して決めた進路で頑張るてくさんを応援していますね!
2023/03/14