その社員食堂がある会社の業種によると思いますが…
一般企業の社員食堂に求められているのは、費用対効果です。
(値段の割りに)「ボリュームがある」、「おいしい」、「メニューが多い」など。
カロリーやバランスを気にするお客の社員はもちろんいますが、運営側は福利厚生の一環として力を入れている企業でない限り、経費を重視すると思います。食堂運営費を全額会社が負担している企業の場合は、その食堂に関することに色々な提案をしてきますが、食堂運営費が社員の自己負担による食堂経営であれば、社員から苦情がなければ特に文句も無く、利用数が多かろうが少なかろうがそれで委託業者の食堂経営が成り立っていればOKなんでしょう。
官庁関係の食堂ならなおさら。毎年のように一般競争入札が行われ、ころころ運営会社が変わるのに慣れているお役所の方は、もっと言えばうまくてもまずくても関係ないのですから。
タニタさんに憧れをもっている、理想だと思っている栄養士さんや企業さんはたくさんあるでしょうが、まずタニタさんの社長というか健康器具?メーカーという環境が成功に繋がる一つの要因だと思われます。もちろんタニタの栄養士さんと調理員の皆さんの力あってこその成功はよく理解したうえですが。
建設会社の肉体労働者が利用者の大半をしめる食堂の場合、カロリー云々ではないのが現実だと思いますよ。
結論として、直営だろうが派遣だろうが社員食堂で栄養士として利口な選択は、栄養士設置義務のない食数の食堂なのに栄養士を募集している食堂かな?しかも専属として。(複数施設掛け持ちの条件での募集はあると思いますよ。)
そんな求人があれば、その会社は社員の健康管理を重視している良い社員食堂と判断できると思います。
2011/09/26