ひかる1083さんこんにちは。
私も目に留まったので、意見を述べさせて頂きます。20年程、病院管理栄養士をしています。現在、地域糖尿病療養指導士と日本糖尿病療養指導士の資格を有しています。
緩徐進行型糖尿病との事ですが、緩徐進行1型糖尿病でしょうか?もしそうであれば、食事の事には特に触れられずに「しっかり食べて下さい」だけでは心配になりますよね。緩徐進行1型糖尿病は自己免疫疾患に分類されます。
本来、食事のエネルギー量や蛋白質量は医師の指示に基づきますが、患者さんの活動量や腎症の病期、サルコペニアの有無により蛋白質制限にある程度の緩和をかけます。また2019年から糖尿病の食事療法における必要エネルギー量の算出も、標準体重→目標体重に活動係数をかける形に変わりました。
ですから、医師も忙しい診察の合間にそこまで計算できないでしょうし、もし算出された場合でも最新のガイドラインに沿ったものでない可能性もありますので、当院の場合は特記事項以外は管理栄養士に任されます。責任があり緊張もしますが、ある意味そこまで管理栄養士を信頼して頂けてるという事かなとも思います。
1400kcalで蛋白55-60gであれば、やや少なめのエネルギー療法で蛋白は一般的な組成です。その判断が正しいか何とも言えません。
ですから、信頼のおける糖尿病療養指導士さんとデータを見ながら一緒に考えてもらうのが良いかと思います。この場で数値も見ずに、サルコペニアの評価もせず食事療法のアドバイスをする事は無責任な感じもします。
1型であればインスリン注射は必須でSMBGもなさっているでしょう。またCGMや慣れた方であればCGM機能付きインスリンポンプなどもありたす。その場合はカーボカウントなどを利用できる為、食事療法はある程度緩和され、好きなものを食べる事ができます。
お菓子やケーキなども含めてです。
食べたいものを制限しながら生活するのは多大なストレスがかかります。
ただ、塩分管理に関しては、腎症と直結していますから注意が必要です。
また腎症も気になる所です。日糖協のホームページからeGFRを入力していく事で腎症の病期を含め、ΔGFRと言って経時的に腎機能の低下速度を見て、透析導入を阻止する為のツールがあります。血清クレアチニンや尿蛋白定性、尿中アルブミン、クレアチニン比率などあれば更に精度が増します。是非参照されて下さい。
ひかる1083さんもお母様の為に学び直すのも良いかもしれません。目標があると、より学びは深まると思います。長々と失礼しました。
2022/04/30