以前勤めていた病院ではずっと給食を委託していました。
いろんな委託の栄養士さんと関わってきましたが、ハッキリ言わせてもらって、自分たちの業務がきちんとできていないにも関わらず、施設側の栄養士が言うことに対して煙たがる人がほとんどでした。
りこママさんの施設の栄養士さんは直営の栄養士として当然の仕事をされていると思います。確かに厨房内に白衣も帽子もかぶらないのは良くないと思いますが、冷蔵庫や冷凍庫をチェックしたり、献立通りの提供量がきちんと使用されているかチェックするのは当たり前のことです。
まずは、お互いの業務内容をきちんと理解するべきだと思います。
コストのことも、材料費の予算があるのは直営の栄養士だって百も承知です。材料費があるから果物の分量を増やせないというのは言い訳です。まずは献立の内容から工夫してみるべきです。基準の食糧構成の果物の分量がやたら多いのであれば難しいのかもしれませんが・・・
もし工夫しても難しい場合は、きちんと現在使用している材料費を掲示し、それ以上材料費をかけることができない根拠をきちんと示すべきです。
そしていちばん忘れてほしくないことは、施設側の栄養士の向こうに実際に毎日食事を食べている利用者がいるということです。食べている方に少しでも満足していただける食事を出そうという気持ちを是非忘れてほしくないです。
私も直営の栄養士をする前は委託にいました。いろんな施設の栄養士さんと接してきました。中にはとてもわがままで理不尽なことばかり言う言う栄養士さんだっていました。私もいろいろ悔しい思いをしてきたこともたくさんあります。
でも、やはり委託側にしてみたら、施設側の栄養士さんはあくまでもお客様です。お客様のニーズにできるだけ応えようという努力はやはり必要だと思います。
それにりこママさんの直営の栄養士さんが言っていることは全然理不尽なことではありません。まだかわいいもんですよ。
まずは自分の業務に問題がないか一度見つめなおしてみてください。
そしてもう一つ大事なことはやはりコミュニケーションですね。どんな細かいことでもいいですから、気づいたことがあれば報告、連絡、相談をするようにしてみてはどうでしょうか?
きっと直営の栄養士さんから言われっぱなしの仕事では面白くないと思います。
直営の栄養士さんよりも一歩先に物事を考えられるようになると、仕事のことでもいろんな提案ができると思います。
食べる方のことを一番に思い、業務に取り組んでいくと新しいことへの挑戦や提案も生まれ、あなた自身にもやりがいが出てくると思います。
厳しい意見を言わせていただきましたが、前向きにがんばってください。
2015/09/24