私も栄養相談がしたくて新卒で薬局管理栄養士として入社しました。今年で5年目、今も薬局管理栄養士です。定年まで薬局で働きたいと思っています。
自分語りになってしまうのですが、はじめのほうは薬局事務をさせられていました。でも「薬局事務って私じゃなくてもできるよね。私しかできない仕事がしたい」と思い、「薬局管理栄養士としての仕事を確立させるために薬局事務から外してください」と上司に相談?お願い?しました。それがきっかけで薬局事務仕事はほとんど0になりました。(たまーに事務員ヘルプが入ったりしますが)
それからは処方箋を持ってきてくれる患者様に声がけし、無料栄養相談をスタートしました。糖尿病やダイエットしたい方、検査値をよくしたい方など薬局に来られる方って意外と栄養相談希望される方多いです。まあ無料なら話だけでも聞こうかなと。チラシ掲示したり、ただ来るのを待ってるだけでは栄養相談は入らないので処方箋みて「糖尿病の薬が追加されてますが、検査値が高かったんですか?」と待合室で待っている患者様に声がけし、投薬待ちの時間をつぶしてもらうつもりで話をしてもらっていました。
1日1件無料栄養相談をしようと目標を立てて、ひたすら模索し続けました。月曜日は〇〇店、火曜日は▲▲店・・・と決めて回ったりもしました。これが入社1年目でした。
入社2年目からは有料栄養相談を開始しました。私たちの知識は安売りするものではないと思ったからです。初回は無料、2回目は有料と差別化をうまくしてました。
どんどん栄養士の仕事が増えていき、ついてきてくれる後輩、今までと仕事内容が変わりやめていく先輩などまあいろいろありました。地域の講演会に講師として登壇したり、管理栄養士専売OTCを採用したり、病院に営業にいったり、、、
話は飛びますが、今は在宅訪問栄養相談をしています。薬局会社には勤めていますが薬局店舗にはいません。本社にいます。営業先の在宅クリニックが薬局に優先的に処方箋を回すから在宅の患者様に栄養相談をしてほしいとたまたま使っていただけることになり、在宅訪問栄養専業になりました。
ここらへんで自分語りは終わりますね。
薬局管理栄養士は病院管理栄養士と比べると、できることとできないことの違いはかなりあります。今は比べるのすらあほらしいと思っていますが、新卒入社当時は私も劣等感を抱いていました。
薬局は病院と比べ自由です。医師の指示書なしで栄養相談できます。栄養相談しようと思えば症例は病院栄養士と比べられないほど集まります。1日中栄養相談できますから。(栄養相談の提案力なら病院管理栄養士に絶対負けていないと勝手に思っています)今は管理栄養士1人あたり300~400件/年くらい栄養相談しています。
やりがいは、自分の患者さんが「検査値良くなったよ!」「薬が減った!」「あなたに相談してよかった」と自分の栄養相談を喜んでもらえることです。たまらない気持ちになります。
私自身キャリアプランは考えたことがありませんでしたが、栄養相談のプロフェッショナルになる夢の道はきちんとすすんでいると思っています。
あなたの、薬局管理栄養士として、やりたかったことは何でしょうか。
そのために今の会社を離れることも選択肢としてよいと思います。
管理栄養士として思った仕事ができなかったんです→じゃあなたは何か行動をしましたか?と面接で聞かれてしまうかもしれませんが。
せっかく薬局管理栄養士になったんだから、好きなように行動してみたら?とも思います。自分の人生なので後悔だけはないように・・・
すでにご存じかもしれませんが『薬局管理栄養士研究会』には、しーさんと同じ悩みを抱えている人は多くいました。毎年11月中旬に開催されています。少し覗いてみてはいかがでしょうか。何かヒントになるかもしれません。
だらだら書いてしまいましたが、参考になれば幸いです。
2022/08/19