転職ノウハウ
【2025年版】管理栄養士・栄養士の給料・年収はいくら?1,757人の調査で判明した昇給額のリアル
こんにちは!管理栄養士のえぬこです。
管理栄養士・栄養士として働く中で、「大変な仕事なのに給料に見合わない」「他職種より年収が低いのでは」と、キャリアの不安を感じる事はありませんか。
納得感を持って働き続けるためには、自分自身の努力を振り返るだけでなく、職種全体の「リアルな給与事情」を客観的に把握することが重要です。
本記事では、管理栄養士・栄養士約1, 800人への独自調査から見えてきた2025年版・リアルな給料事情をお伝えします。
実は、約4割の管理栄養士・栄養士が『昇給なし』と回答しており、昇給している人でも月3,000円以下が半数以上。でもこれは、業界が抱える構造的な課題であり、決してあなたの努力不足ではありません。
給食や栄養管理は、学校・病院・施設など、どこでも決して欠かせない仕事です。ぜひ本記事を通して、「今の自分は正当に評価されているのか」「社会全体で見たときの自分の市場価値はどこにあるのか」を、客観的に考えるきっかけにしてみてください。
自分の市場価値を再認識し、理想のキャリアを築くための「次の一手」を一緒に考えていきましょう。
1. 管理栄養士・栄養士の給料・年収はいくら?最新統計と1,757人の実態調査
管理栄養士・栄養士の適正な評価額を知るために、まずは最新の公的統計と今回の調査結果を基にした現場の実感値(中央値)の違いを整理します。統計は高く出がちですが、1,757人の生のデータはとってもリアルを反映していますよ。
1)管理栄養士・栄養士の平均年収(出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」より)
厚生労働省の統計調査では、管理栄養士・栄養士の平均年収は370〜390万円とされています。しかし、この数字は役職者や勤続年数が長い人、都市部勤務、残業代が非常に多い人などの高収入層に押し上げられた「平均値」であり、多くの管理栄養士・栄養士が体感している「中央値」とは乖離があるのが現実です。
公的データと比較して「平均より低い!」と落ち込む必要はありません。大切なのは平均という数字に振り回されず、実態に即した市場相場を把握することです 。
私も「管理栄養士・経験10年以上・役職つき」ですが、残業をしなければ330万円くらいです。調理員さんの人手不足による残業が多かった年で、350万円になったくらいでしたね。
公的データと比較して「平均より低い!」と落ち込む必要はありません。大切なのは平均という数字に振り回されず、実態に即した市場相場を把握することです 。
私も「管理栄養士・経験10年以上・役職つき」ですが、残業をしなければ330万円くらいです。調理員さんの人手不足による残業が多かった年で、350万円になったくらいでしたね。
2)【独自調査】月収の最多層は「21万〜25万円」という現実
独自調査の結果、管理栄養士・栄養士の月収のボリュームゾーンは「21~25万円」であることが判明しました。
この「25万円の壁」を突破する人が少ない背景には、少人数部署によるポスト不足、女性が9割という資格特性上発生しやすいライフイベントによる勤続年数の影響など、個人の能力とは別の構造的な要因が関係しています。
この「25万円の壁」を突破する人が少ない背景には、少人数部署によるポスト不足、女性が9割という資格特性上発生しやすいライフイベントによる勤続年数の影響など、個人の能力とは別の構造的な要因が関係しています。
3)働く栄養士が実感する「手取り金額」のリアルな目安
月収21~25万円の場合:社会保険等を差し引いた手取り額は約16~20万円が目安です。額面の給与では20万円を超えていても、実際に使えるお金は20万円を下回るので、生活していく上では余裕がないと感じやすいラインでしょう。
月収16~20万円の場合:手取り額は13~16万円程度になります。この水準では、生活の維持は可能でも昨今の物価高も相まってかなりタイトで厳しさを実感しやすい状況です。
月収16~20万円の場合:手取り額は13~16万円程度になります。この水準では、生活の維持は可能でも昨今の物価高も相まってかなりタイトで厳しさを実感しやすい状況です。
2.2025年度の管理栄養士の昇給事情!「昇給なし」の割合と昇給額の現実
昇給データを知ることは、今の職場で「待ち」の姿勢を貫くリスクを回避する指標になります。市場と比較してあなたの職場はどうなのか?一緒に見ていきましょう。
1)管理栄養士・栄養士の約4割は「昇給なし」
アンケートの結果、管理栄養士・栄養士の昇給は4割が「なし」という実態が明らかになりました。
責任のある業務(給食管理、栄養指導など)を背負っているのに評価が給料に反映されない現状は、モチベーション低下の大きな要因です。…特に正社員だった場合、これは「頑張りが足りない」のではなく、評価システムが機能していない職場環境が原因である可能性が高いと言えます。
責任のある業務(給食管理、栄養指導など)を背負っているのに評価が給料に反映されない現状は、モチベーション低下の大きな要因です。…特に正社員だった場合、これは「頑張りが足りない」のではなく、評価システムが機能していない職場環境が原因である可能性が高いと言えます。
2)昇給額の衝撃:半数以上の栄養士が「3,000円以下」の昇給
昇給している人でも約半数が「3,000円以下」、3,001円〜5,000円までの人数も含めると、約8割が5,000円以下に留まっています。
もし正規雇用でこの昇給より少ない場合は、環境改善を求めて転職を検討してもよいかもしれませんね。
ちなみに、私は「勤続約10年、医療法人・介護施設で勤務する管理栄養士」ですが、当法人では一定年齢を超えると昇給金額が大幅に下がるという制度があります。20代の頃はだいたい5,000円の昇給があったのですが、今は4,000円程度ですね。
もし正規雇用でこの昇給より少ない場合は、環境改善を求めて転職を検討してもよいかもしれませんね。
ちなみに、私は「勤続約10年、医療法人・介護施設で勤務する管理栄養士」ですが、当法人では一定年齢を超えると昇給金額が大幅に下がるという制度があります。20代の頃はだいたい5,000円の昇給があったのですが、今は4,000円程度ですね。
3.管理栄養士・栄養士が今の給与や職場に抱く「不満の正体」
管理栄養士・栄養士の不満はやはり「給与」。ここからは、管理栄養士・栄養士の不満の正体について詳しく解説していきます。
1)管理栄養士・栄養士の給与満足度は?約4割が「不満」と回答
管理栄養士・栄養士の給与に対する満足度調査では、全体の約半数(47%)が不満よりに偏っています。
これは、多くの人が自身の専門性や国家資格の価値に対して「正当に見合った評価額を得たい」と感じていることがうかがえますね。プロフェッショナルな職種として健全な意識の表れです。
みなさんは、この結果をみてどう思いますか?私は、管理栄養士・栄養士はとても価値のある重要な業務だと考えているので、モチベーションや将来設計の面で不満を感じないレベルの評価を得られるよう、業界全体で改善の声を上げなければと思います。
これは、多くの人が自身の専門性や国家資格の価値に対して「正当に見合った評価額を得たい」と感じていることがうかがえますね。プロフェッショナルな職種として健全な意識の表れです。
みなさんは、この結果をみてどう思いますか?私は、管理栄養士・栄養士はとても価値のある重要な業務だと考えているので、モチベーションや将来設計の面で不満を感じないレベルの評価を得られるよう、業界全体で改善の声を上げなければと思います。
2)不満理由TOP3:給料の安さと昇給への期待感のなさ
1位:給料が安い
2位:昇給が見込めない
3位:人手不足で忙しすぎる
どれも医療・介護業界ではよくきく話題ですが、管理栄養士・栄養士の給与は他職種よりも低い傾向にあるので、より一層そう感じるでしょう。
業務過多は慢性的になりがちで精神的・体力的にも負担が大きいのに、給与が低く昇給も限定的であれば、職種全体のモチベーション低下につながってしまいます。さらに
―管理栄養士手当てがない(薬局勤務、管理栄養士、20代)
―ユニフォームや靴など自費(給食委託会社勤務、栄養士、40代)
―スキルアップの為の費用が自費となり負担(介護施設勤務、栄養士、40代)
などの不満の声もあり、給与が少ないところに、手当がない、自費での備品や研修などが重なると離職者が増えてしまうのも納得です。
2位:昇給が見込めない
3位:人手不足で忙しすぎる
どれも医療・介護業界ではよくきく話題ですが、管理栄養士・栄養士の給与は他職種よりも低い傾向にあるので、より一層そう感じるでしょう。
業務過多は慢性的になりがちで精神的・体力的にも負担が大きいのに、給与が低く昇給も限定的であれば、職種全体のモチベーション低下につながってしまいます。さらに
―管理栄養士手当てがない(薬局勤務、管理栄養士、20代)
―ユニフォームや靴など自費(給食委託会社勤務、栄養士、40代)
―スキルアップの為の費用が自費となり負担(介護施設勤務、栄養士、40代)
などの不満の声もあり、給与が少ないところに、手当がない、自費での備品や研修などが重なると離職者が増えてしまうのも納得です。
4.給料を上げたい管理栄養士が取るべき3つのキャリア選択肢
職場の選び方、働き方を少し変えるだけで、収入や働き方がグッとよくなるケースもあります。次は、専門性を高めるための資格取得、転職、フリーランスといった3つの選択肢についてお伝えします。
1)専門性を磨き「資格手当」を充実させる
管理栄養士・栄養士は専門性を磨くことで、キャリアパスが広がり、給与や手当が充実した職場への転職がみえてきます。栄養士の方は管理栄養士へ、管理栄養士の方は認定資格への挑戦をしてみましょう!
たとえば、NST専門療法士や臨床栄養師の資格を持つと、病院勤務で専門手当がつきやすくなり、昇給や待遇改善につながります。一方、特定保健指導や在宅訪問管理栄養士の経験を積めば、フリーランスや契約ベースでの独立も現実的に。日本栄養士会は栄養ケアステーションの発展にも力を入れているので、柔軟な働き方にも期待が持てますよ。
これらの認定試験は、受験費用や更新費用を自費で負担しなければならない職場が多いので、法人負担してもらえる福利厚生が整った職場を探すのも重要です。業務上必要であることや職場にとってのメリット・デメリットを挙げて、法人負担への交渉をするのも良いでしょう。
たとえば、NST専門療法士や臨床栄養師の資格を持つと、病院勤務で専門手当がつきやすくなり、昇給や待遇改善につながります。一方、特定保健指導や在宅訪問管理栄養士の経験を積めば、フリーランスや契約ベースでの独立も現実的に。日本栄養士会は栄養ケアステーションの発展にも力を入れているので、柔軟な働き方にも期待が持てますよ。
これらの認定試験は、受験費用や更新費用を自費で負担しなければならない職場が多いので、法人負担してもらえる福利厚生が整った職場を探すのも重要です。業務上必要であることや職場にとってのメリット・デメリットを挙げて、法人負担への交渉をするのも良いでしょう。
2) 転職による年収アップ:管理栄養士・栄養士の成功事例
管理栄養士・栄養士が転職を考えるきっかけとしては「給料の安さ」「昇給が見込めないこと」という待遇面の不満です。長く働いても待遇が改善されないのなら、環境を変えることは非常に有効な選択!
転職エージェントを活用すれば給与や手当の交渉や、条件が良い職場を紹介してもらえ、自己PRや面接のサポートなども受けられます。スマホで簡単に求人検索もできますが、待遇改善やキャリアアップがしたいなら管理栄養士・栄養士に特化した転職エージェントも活用してみましょう。
私も「エイチエ 転職」に登録しているひとりです。今は本格的な転職活動ではなく、ゆるっと活用しているだけですが、ぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。
転職エージェントを活用すれば給与や手当の交渉や、条件が良い職場を紹介してもらえ、自己PRや面接のサポートなども受けられます。スマホで簡単に求人検索もできますが、待遇改善やキャリアアップがしたいなら管理栄養士・栄養士に特化した転職エージェントも活用してみましょう。
私も「エイチエ 転職」に登録しているひとりです。今は本格的な転職活動ではなく、ゆるっと活用しているだけですが、ぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。
3)働き方の多角化:フリーランスや副業の可能性
管理栄養士・栄養士の働き方は、病院や施設、学校だけではなく、様々な選択肢が広がっています。副業やフリーランスといった働き方に挑戦する人も増えているので、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
もっと小さく始めたい人には栄養ケアステーションの登録もおすすめです。特に都道府県の栄養士会が設置しているものは、登録しておくと単発の仕事の案内が来ることも。新しい働き方を肌感覚でつかめる上で、気軽に始められますよ!
5.まとめ:2026年は自身の市場価値を再確認する年に
1,757名の独自調査の結果、「同じ場所で待っているだけでは給与は上がりにくい」というリアルな現実がみえてきました。毎日まじめに働き続けるだけでは、評価が収入に反映されにくい。しかし、それは「正しい戦略と場所を選べば、まだ伸び代がある」ということでもあります 。
だからこそ、今の職場にとらわれず、自分のスキルや経験が正しく評価される職場・働き方を知ることはとても大切。転職は逃げではなく、人生を豊かにする選択肢のひとつですよ。
エイチエ 転職なら、管理栄養士・栄養士に特化したアドバイザーが求人紹介から面接対策までしっかりサポートしていきます。まずは登録してみて、自分の市場価値を知るところからスタートしてみませんか。せっかくの国家資格、納得して働ける環境を目指しましょう。
だからこそ、今の職場にとらわれず、自分のスキルや経験が正しく評価される職場・働き方を知ることはとても大切。転職は逃げではなく、人生を豊かにする選択肢のひとつですよ。
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参考文献・サイト
執筆者:えぬこ

管理栄養士 / Webライター
保有資格:管理栄養士 / 受託給食責任者
給食委託会社、ケアハウス、回復期病院での勤務を経て、現在は介護老人保健施設にて栄養ケアマネジメントを中心とした業務に従事。「厨房業務中心の日々から、栄養管理メインの働き方へ」という自身の転職成功体験を持つ。現場で培った多職種連携ノウハウやリアルな苦労を活かし、専門性と読者への深い共感を両立させた記事執筆を得意としている。
■ 経歴・得意ジャンル
・給食委託会社および直営施設での厨房業務全般(献立作成、発注、衛生管理等)
・回復期病院、介護老人保健施設での栄養ケアマネジメント
・管理栄養士の就職・転職ノウハウ、健康情報に関する記事執筆およびブログ運営
■ 執筆ポリシー
「もっと栄養管理に関わりたい」「キャリアを変えたい」と悩み、転職情報を追いかけていた過去の私と同じような方の背中を少しでも押せるよう、実体験に基づいた生きた情報をお届けします。現場での知見を交えながら、明日からの仕事や転職活動にすぐ役立つ内容を分かりやすく発信します。
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