1.管理栄養士・栄養士の平均月給と年収、ボーナスはどれくらい?
管理栄養士・栄養士の平均月給と年収、ボーナスを見ていきましょう。
政府が調べたデータになりますので、管理栄養士・栄養士合算の平均値になっています。年収は管理栄養士で+10万円、栄養士は-10万円を相場の目安に見てください。
政府が調べたデータになりますので、管理栄養士・栄養士合算の平均値になっています。年収は管理栄養士で+10万円、栄養士は-10万円を相場の目安に見てください。
平均年収や月収データは高く出やすい
平均年収を見て「こんなにもらっていない…」「やっぱりうちは少ないんだ…」とがっかりする方もいらっしゃるかと思いますが、安心してくださいね!
政府データやインターネットで検索して出てくる平均年収や月収は、長期就業している方、つまり勤続5年や10年といった人も含めているデータなので、高めに出やすくなります。
勤続年数が長くなるほど、昇級によって給与が上がる職場が多いもの。そのため、平均年収や月収は20代より30代、30代より40代、50代の方が高くなっています。さらに、勤続年数や年齢、職場の体制によっては役職がつくため、平均年収が高く出やすいです。平均年収はあくまで参考程度にしましょう。
政府データやインターネットで検索して出てくる平均年収や月収は、長期就業している方、つまり勤続5年や10年といった人も含めているデータなので、高めに出やすくなります。
勤続年数が長くなるほど、昇級によって給与が上がる職場が多いもの。そのため、平均年収や月収は20代より30代、30代より40代、50代の方が高くなっています。さらに、勤続年数や年齢、職場の体制によっては役職がつくため、平均年収が高く出やすいです。平均年収はあくまで参考程度にしましょう。
転職した場合はどうなる?
転職や就職をしたときの給与目安が知りたい場合は、20代前半の方は初年度、20代後半以降の方は月収なら初年度、賞与は1~4年勤続した場合のものを目安にすると転職時のキャップが少なくなりますよ。
表を見ると年代によってボーナス額は大きく異なりますが、年収の平均はほぼ同じですので、初年度の賞与額は参考程度にしましょう。
表を見ると年代によってボーナス額は大きく異なりますが、年収の平均はほぼ同じですので、初年度の賞与額は参考程度にしましょう。
長期就業後の転職では年収が下がりやすい!?
『転職=年収アップ』『キャリアを積んでいるから年収が上がる』と思いがちですが、表を見ての通り、実は残念ながら管理栄養士・栄養士は長期就業後の転職では、年収が下がりやすい職種ということがわかります。
年収が下がりやすい理由を年代別に次章で紹介しますので、続きを読んでみてくださいね!
年収が下がりやすい理由を年代別に次章で紹介しますので、続きを読んでみてくださいね!
2.年代別で見る!管理栄養士・栄養士の給与事情
年代別に転職初年度の平均年収を見てみましょう。
栄養士 | 管理栄養士 | 平均 | |
20代前半 | 271万円 | 287万円 | 280万円 |
20代後半 | 280万円 | 297万円 | 293万円 |
30代前半 | 290万円 | 311万円 | 305万円 |
30代後半 | 293万円 | 313万円 | 306万円 |
40代 | 288万円 | 326万円 | 311万円 |
50代 | 286万円 | 333万円 | 312万円 |
30代以上 | 247万円 | 291万円 | 277万円 |
平均 | 282万円 | 304万円 | 297万円 |
表の通り、年代別の転職初年度の平均年収にはほぼ差がありません。
今の職場で昇級され、少しずつ年収が上がっているのは、仕事を続けて積み上げてきた実績によるもの。
長年の仕事で培ってきた知識や技術は転職先においても活かされますが、転職によって仕事は一からのリスタートになってしまうため、給与待遇は新卒の場合とほぼ同じになってしまう場合が多いのです。
もし「今の職場がどうしても合わない、将来なりたい姿が思い浮かばない」といった場合は、早めに転職するのも一つの方法といえます。早めに決断し、転職先で長く務めて昇級による年収アップを目指すことも視野にいれてみてくださいね。
人生において大きな決断のひとつといえる転職。転職によって年収がリセットされる場合があることを十分理解して判断しましょう。
今の職場で昇級され、少しずつ年収が上がっているのは、仕事を続けて積み上げてきた実績によるもの。
長年の仕事で培ってきた知識や技術は転職先においても活かされますが、転職によって仕事は一からのリスタートになってしまうため、給与待遇は新卒の場合とほぼ同じになってしまう場合が多いのです。
もし「今の職場がどうしても合わない、将来なりたい姿が思い浮かばない」といった場合は、早めに転職するのも一つの方法といえます。早めに決断し、転職先で長く務めて昇級による年収アップを目指すことも視野にいれてみてくださいね。
人生において大きな決断のひとつといえる転職。転職によって年収がリセットされる場合があることを十分理解して判断しましょう。
3.都道府県別で見る!管理栄養士・栄養士の給料事情
次に、都道府県別の転職初年度の平均年収を見ていきましょう。
栄養士 | 管理栄養士 | 平均 | |
北海道 | 259万円 | 280万円 | 274万円 |
青森県 | 234万円 | 256万円 | 250万円 |
岩手県 | 235万円 | 288万円 | 270万円 |
宮城県 | 250万円 | 268万円 | 262万円 |
秋田県 | 245万円 | 277万円 | 265万円 |
山形県 | 212万円 | 262万円 | 255万円 |
福島県 | 246万円 | 283万円 | 270万円 |
茨城県 | 271万円 | 303万円 | 295万円 |
栃木県 | 265万円 | 314万円 | 301万円 |
群馬県 | 269万円 | 303万円 | 290万円 |
埼玉県 | 282万円 | 317万円 | 305万円 |
千葉県 | 278万円 | 316万円 | 304万円 |
東京都 | 311万円 | 322万円 | 318万円 |
神奈川県 | 303万円 | 325万円 | 318万円 |
新潟県 | 240万円 | 262万円 | 256万円 |
富山県 | 315万円 | 309万円 | 311万円 |
石川県 | 268万円 | 278万円 | 274万円 |
福井県 | 236万円 | 320万円 | 303万円 |
山梨県 | 257万円 | 277万円 | 267万円 |
長野県 | 297万円 | 290万円 | 291万円 |
岐阜県 | 283万円 | 298万円 | 295万円 |
静岡県 | 266万円 | 303万円 | 291万円 |
愛知県 | 276万円 | 311万円 | 301万円 |
三重県 | 265万円 | 297万円 | 288万円 |
滋賀県 | 250万円 | 295万円 | 279万円 |
京都府 | 290万円 | 292万円 | 292万円 |
大阪府 | 277万円 | 300万円 | 295万円 |
兵庫県 | 277万円 | 299万円 | 293万円 |
奈良県 | 254万円 | 289万円 | 283万円 |
和歌山県 | 240万円 | 298万円 | 290万円 |
鳥取県 | 288万円 | 310万円 | 299万円 |
島根県 | 280万円 | 282万円 | 282万円 |
岡山県 | 268万円 | 288万円 | 285万円 |
広島県 | 280万円 | 287万円 | 285万円 |
山口県 | 250万年 | 297万円 | 288万円 |
徳島県 | 207万円 | 256万円 | 252万円 |
香川県 | 248万円 | 277万円 | 255万円 |
愛媛県 | 215万円 | 277万円 | 255万円 |
高知県 | 243万円 | 298万円 | 280万円 |
福岡県 | 259万円 | 280万円 | 272万円 |
佐賀県 | 246万円 | 273万円 | 260万円 |
長崎県 | 245万円 | 277万円 | 263万円 |
熊本県 | 247万円 | 284万円 | 273万円 |
大分県 | 244万円 | 271万円 | 263万円 |
宮崎県 | 247万円 | 277万円 | 268万円 |
鹿児島県 | 246万円 | 292万円 | 277万円 |
沖縄県 | 223万円 | 257万円 | 250万円 |
都道府県によって最低賃金の額が異なるように、管理栄養士・栄養士の年収も都道府県によって大きく異なります。
大まかに見ると関東・東海・関西は年収280万円~310万円で、東北や四国・九州・沖縄は250万円~270万円あたりが相場となります。
都道府県別に見ると、いちばん年収が高いのは東京都・神奈川県で約318万円です。低いところでは沖縄県が約251万円であり差額は約67万円。
データの通り、地域によって年収の差は大きいものですが。もちろん、年収が高い地域はその分物価や地価が高いものです。
東京都の家賃相場(1K)は約7万円であり、神奈川県は約5.9万円 です。沖縄県は約4.4万円であり、東京都と沖縄県では年間にしておよそ31万円の差があります。
例えば、転職して地方から都会行きたい!と考えた場合には、年収がアップしても今以上に家賃がかかる可能性を考慮しましょう。
一方、地方は家賃が安いですが、生活に車が必要な場合が多いため、免許の取得や車の購入・維持費もかかります。都道府県別の平均年収には差があるものの、生活費を加味するとほぼ同じであるといえます。
大まかに見ると関東・東海・関西は年収280万円~310万円で、東北や四国・九州・沖縄は250万円~270万円あたりが相場となります。
都道府県別に見ると、いちばん年収が高いのは東京都・神奈川県で約318万円です。低いところでは沖縄県が約251万円であり差額は約67万円。
データの通り、地域によって年収の差は大きいものですが。もちろん、年収が高い地域はその分物価や地価が高いものです。
東京都の家賃相場(1K)は約7万円であり、神奈川県は約5.9万円 です。沖縄県は約4.4万円であり、東京都と沖縄県では年間にしておよそ31万円の差があります。
例えば、転職して地方から都会行きたい!と考えた場合には、年収がアップしても今以上に家賃がかかる可能性を考慮しましょう。
一方、地方は家賃が安いですが、生活に車が必要な場合が多いため、免許の取得や車の購入・維持費もかかります。都道府県別の平均年収には差があるものの、生活費を加味するとほぼ同じであるといえます。
4.業界別で見る!管理栄養士・栄養士の給与事情
最後に、業界別に転職初年度の平均年収を見ていきましょう。
栄養士 | 管理栄養士 | 平均 | |
学校 | 304万円 | 327万円 | 315万円 |
病院 | 285万円 | 310万円 | 306万円 |
一般企業 | 270万円 | 321万円 | 302万円 |
施設 | 273万円 | 305万円 | 299万円 |
クリニック | 251万円 | 298万円 | 293万円 |
保育園 | 285万円 | 293万円 | 291万円 |
給食委託会社 | 270万円 | 286万円 | 277万円 |
その他 | 299万円 | 277万円 | 284万円 |
地域包括 | ー | 320万円 | 320万円 |
往診・訪問診療 | ー | 283万円 | 283万円 |
平均 | 282万円 | 304万円 | 297万円 |
上記の表を見ると、業界によって年収が大きく違うことが分かります。
もちろん、職場の規模や仕事内容によっても年収は大きく異なります。特に、一般企業は品質管理や営業などの業務内容や食品中心か医療品中心かといった分野によって、給与額も大きく変わってきます。
地域包括や学校の年収は高めですが、募集が少なく、人気があるので狭き門です。
また、給与や年収の高さだけで転職を決めてしまうと心が折れてしまい、結果として続けられなくなってしまうこともありますので注意しましょう。
お金を稼ぐための仕事とはいえ、あまりにも自分のやりたい仕事とかけ離れている場合や、人間関係が悪い・仕事がハードといった環境ではいくら年収がアップしても続けられないですよね。
さらに、同じ管理栄養士・栄養士の仕事とはいえ、業界が違うと一から勉強し直す必要もあります。
また、ほかと比較して年収が少ない…と思う業界であっても、コツコツと年数を重ねて昇級することで年収が上がっていきますから、額面だけで判断せずに、続けられる仕事かどうかも考慮できるといいですね。自分がやりたいことや仕事量、仕事に伴う責任など総合的なバランスをみていきましょう。
もちろん、職場の規模や仕事内容によっても年収は大きく異なります。特に、一般企業は品質管理や営業などの業務内容や食品中心か医療品中心かといった分野によって、給与額も大きく変わってきます。
地域包括や学校の年収は高めですが、募集が少なく、人気があるので狭き門です。
また、給与や年収の高さだけで転職を決めてしまうと心が折れてしまい、結果として続けられなくなってしまうこともありますので注意しましょう。
お金を稼ぐための仕事とはいえ、あまりにも自分のやりたい仕事とかけ離れている場合や、人間関係が悪い・仕事がハードといった環境ではいくら年収がアップしても続けられないですよね。
さらに、同じ管理栄養士・栄養士の仕事とはいえ、業界が違うと一から勉強し直す必要もあります。
また、ほかと比較して年収が少ない…と思う業界であっても、コツコツと年数を重ねて昇級することで年収が上がっていきますから、額面だけで判断せずに、続けられる仕事かどうかも考慮できるといいですね。自分がやりたいことや仕事量、仕事に伴う責任など総合的なバランスをみていきましょう。
5.キャリアと給与を積み重ねられる職場に出会おう!
管理栄養士・栄養士の給与事情について解説しました。
勤続年数が長いほど転職によって給与が減ってしまう職種ではありますが、あくまでもここで示した給与や年収は平均です。
求人の掲載給与が平均より場合、当然責任のあるポジション採用や業務の負担も伴う前提ですが、栄養士人材バンクでも年収350~500万円の求人のご紹介実績もあります。つまり、年齢や経験、スキルと求人のタイミングによっては現在よりも年収アップできる場合ももちろんあります。
転職において給与は気になるものですが、業務の負担や自分がやりたいこと、長く続けたいかどうかなどを加味して、目先のお金だけでなく将来を考えてお仕事を探すことをおすすめします。
栄養士人材バンクでは、給与のことはもちろん、過去・現在・将来を一緒に考えながらお仕事探しのお手伝いをしますので、いつでも気軽に頼ってくださいね。
勤続年数が長いほど転職によって給与が減ってしまう職種ではありますが、あくまでもここで示した給与や年収は平均です。
求人の掲載給与が平均より場合、当然責任のあるポジション採用や業務の負担も伴う前提ですが、栄養士人材バンクでも年収350~500万円の求人のご紹介実績もあります。つまり、年齢や経験、スキルと求人のタイミングによっては現在よりも年収アップできる場合ももちろんあります。
転職において給与は気になるものですが、業務の負担や自分がやりたいこと、長く続けたいかどうかなどを加味して、目先のお金だけでなく将来を考えてお仕事を探すことをおすすめします。
栄養士人材バンクでは、給与のことはもちろん、過去・現在・将来を一緒に考えながらお仕事探しのお手伝いをしますので、いつでも気軽に頼ってくださいね。