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転職ノウハウ

2022.01.06

2022.07.14

【管理栄養士・栄養士の待遇】給与、年収事情と転職後の待遇を解説!

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管理栄養士の渡部 早紗です。

転職活動において最も気になる面がお金!という方も多いのではないでしょうか?かくいう私も、転職の募集要項のなかで一番に目に入るものが給与でした。

転職のときに気にしていたお給料事情について深掘りして調べてみましたので、今回は管理栄養士・栄養士の平均的な給与や年収、ボーナスなどの待遇について解説していきます!

今貰っている自分の給与は平均と比べて多いのか、将来はどうなるのかなど、他の管理栄養士・栄養士さん の給与事情は気になるものの、なかなか聞きにくいですよね。

ネットには給与や年収に関するさまざまな情報が膨大にあり、どの情報が正しいのか戸惑う方も多いのではないでしょうか。

また、転職を検討されている方の中には、現在の職場と比べて年収が増えるのか気になるところかと思います。

管理栄養士・栄養士の平均月給と年収、ボーナスだけでなく、転職した場合の年収についても説明しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1.管理栄養士・栄養士の平均月給と年収、ボーナスはどれくらい?

管理栄養士・栄養士の平均月給と年収、ボーナスを見ていきましょう。

政府が調べたデータになりますので、管理栄養士・栄養士合算の平均値になっています。年収は管理栄養士で+10万円、栄養士は-10万円を相場の目安に見てください。

平均年収や月収データは高く出やすい

平均年収を見て「こんなにもらっていない…」「やっぱりうちは少ないんだ…」とがっかりする方もいらっしゃるかと思いますが、安心してくださいね!

政府データやインターネットで検索して出てくる平均年収や月収は、長期就業している方、つまり勤続5年や10年といった人も含めているデータなので、高めに出やすくなります。

勤続年数が長くなるほど、昇級によって給与が上がる職場が多いもの。そのため、平均年収や月収は20代より30代、30代より40代、50代の方が高くなっています。さらに、勤続年数や年齢、職場の体制によっては役職がつくため、平均年収が高く出やすいです。平均年収はあくまで参考程度にしましょう。

転職した場合はどうなる?


転職や就職をしたときの給与目安が知りたい場合は、20代前半の方は初年度、20代後半以降の方は月収なら初年度、賞与は1~4年勤続した場合のものを目安にすると転職時のキャップが少なくなりますよ。

表を見ると年代によってボーナス額は大きく異なりますが、年収の平均はほぼ同じですので、初年度の賞与額は参考程度にしましょう。

長期就業後の転職では年収が下がりやすい!?

『転職=年収アップ』『キャリアを積んでいるから年収が上がる』と思いがちですが、表を見ての通り、実は残念ながら管理栄養士・栄養士は長期就業後の転職では、年収が下がりやすい職種ということがわかります。

年収が下がりやすい理由を年代別に次章で紹介しますので、続きを読んでみてくださいね!

2.年代別で見る!管理栄養士・栄養士の給与事情

年代別に転職初年度の平均年収を見てみましょう。
栄養士 管理栄養士 平均
20代前半 271万円 287万円 280万円
20代後半 280万円 297万円 293万円
30代前半 290万円 311万円 305万円
30代後半 293万円 313万円 306万円
40代 288万円 326万円 311万円
50代 286万円 333万円 312万円
30代以上 247万円 291万円 277万円
平均 282万円 304万円 297万円
表の通り、年代別の転職初年度の平均年収にはほぼ差がありません。

今の職場で昇級され、少しずつ年収が上がっているのは、仕事を続けて積み上げてきた実績によるもの。

長年の仕事で培ってきた知識や技術は転職先においても活かされますが、転職によって仕事は一からのリスタートになってしまうため、給与待遇は新卒の場合とほぼ同じになってしまう場合が多いのです。

もし「今の職場がどうしても合わない、将来なりたい姿が思い浮かばない」といった場合は、早めに転職するのも一つの方法といえます。早めに決断し、転職先で長く務めて昇級による年収アップを目指すことも視野にいれてみてくださいね。

人生において大きな決断のひとつといえる転職。転職によって年収がリセットされる場合があることを十分理解して判断しましょう。

3.都道府県別で見る!管理栄養士・栄養士の給料事情

次に、都道府県別の転職初年度の平均年収を見ていきましょう。
栄養士 管理栄養士 平均
北海道 259万円 280万円 274万円
青森県 234万円 256万円 250万円
岩手県 235万円 288万円 270万円
宮城県 250万円 268万円 262万円
秋田県 245万円 277万円 265万円
山形県 212万円 262万円 255万円
福島県 246万円 283万円 270万円
茨城県 271万円 303万円 295万円
栃木県 265万円 314万円 301万円
群馬県 269万円 303万円 290万円
埼玉県 282万円 317万円 305万円
千葉県 278万円 316万円 304万円
東京都 311万円 322万円 318万円
神奈川県 303万円 325万円 318万円
新潟県 240万円 262万円 256万円
富山県 315万円 309万円 311万円
石川県 268万円 278万円 274万円
福井県 236万円 320万円 303万円
山梨県 257万円 277万円 267万円
長野県 297万円 290万円 291万円
岐阜県 283万円 298万円 295万円
静岡県 266万円 303万円 291万円
愛知県 276万円 311万円 301万円
三重県 265万円 297万円 288万円
滋賀県 250万円 295万円 279万円
京都府 290万円 292万円 292万円
大阪府 277万円 300万円 295万円
兵庫県 277万円 299万円 293万円
奈良県 254万円 289万円 283万円
和歌山県 240万円 298万円 290万円
鳥取県 288万円 310万円 299万円
島根県 280万円 282万円 282万円
岡山県 268万円 288万円 285万円
広島県 280万円 287万円 285万円
山口県 250万年 297万円 288万円
徳島県 207万円 256万円 252万円
香川県 248万円 277万円 255万円
愛媛県 215万円 277万円 255万円
高知県 243万円 298万円 280万円
福岡県 259万円 280万円 272万円
佐賀県 246万円 273万円 260万円
長崎県 245万円 277万円 263万円
熊本県 247万円 284万円 273万円
大分県 244万円 271万円 263万円
宮崎県 247万円 277万円 268万円
鹿児島県 246万円 292万円 277万円
沖縄県 223万円 257万円 250万円
都道府県によって最低賃金の額が異なるように、管理栄養士・栄養士の年収も都道府県によって大きく異なります。

大まかに見ると関東・東海・関西は年収280万円~310万円で、東北や四国・九州・沖縄は250万円~270万円あたりが相場となります。

都道府県別に見ると、いちばん年収が高いのは東京都・神奈川県で約318万円です。低いところでは沖縄県が約251万円であり差額は約67万円。

データの通り、地域によって年収の差は大きいものですが。もちろん、年収が高い地域はその分物価や地価が高いものです。

東京都の家賃相場(1K)は約7万円であり、神奈川県は約5.9万円 です。沖縄県は約4.4万円であり、東京都と沖縄県では年間にしておよそ31万円の差があります。

例えば、転職して地方から都会行きたい!と考えた場合には、年収がアップしても今以上に家賃がかかる可能性を考慮しましょう。

一方、地方は家賃が安いですが、生活に車が必要な場合が多いため、免許の取得や車の購入・維持費もかかります。都道府県別の平均年収には差があるものの、生活費を加味するとほぼ同じであるといえます。

4.業界別で見る!管理栄養士・栄養士の給与事情

最後に、業界別に転職初年度の平均年収を見ていきましょう。
栄養士 管理栄養士 平均
学校 304万円 327万円 315万円
病院 285万円 310万円 306万円
一般企業 270万円 321万円 302万円
施設 273万円 305万円 299万円
クリニック 251万円 298万円 293万円
保育園 285万円 293万円 291万円
給食委託会社 270万円 286万円 277万円
その他 299万円 277万円 284万円
地域包括 320万円 320万円
往診・訪問診療 283万円 283万円
平均 282万円 304万円 297万円
上記の表を見ると、業界によって年収が大きく違うことが分かります。

もちろん、職場の規模や仕事内容によっても年収は大きく異なります。特に、一般企業は品質管理や営業などの業務内容や食品中心か医療品中心かといった分野によって、給与額も大きく変わってきます。

地域包括や学校の年収は高めですが、募集が少なく、人気があるので狭き門です。

また、給与や年収の高さだけで転職を決めてしまうと心が折れてしまい、結果として続けられなくなってしまうこともありますので注意しましょう。

お金を稼ぐための仕事とはいえ、あまりにも自分のやりたい仕事とかけ離れている場合や、人間関係が悪い・仕事がハードといった環境ではいくら年収がアップしても続けられないですよね。

さらに、同じ管理栄養士・栄養士の仕事とはいえ、業界が違うと一から勉強し直す必要もあります。

また、ほかと比較して年収が少ない…と思う業界であっても、コツコツと年数を重ねて昇級することで年収が上がっていきますから、額面だけで判断せずに、続けられる仕事かどうかも考慮できるといいですね。自分がやりたいことや仕事量、仕事に伴う責任など総合的なバランスをみていきましょう。

5.キャリアと給与を積み重ねられる職場に出会おう!

管理栄養士・栄養士の給与事情について解説しました。

勤続年数が長いほど転職によって給与が減ってしまう職種ではありますが、あくまでもここで示した給与や年収は平均です。

求人の掲載給与が平均より場合、当然責任のあるポジション採用や業務の負担も伴う前提ですが、栄養士人材バンクでも年収350~500万円の求人のご紹介実績もあります。つまり、年齢や経験、スキルと求人のタイミングによっては現在よりも年収アップできる場合ももちろんあります。

転職において給与は気になるものですが、業務の負担や自分がやりたいこと、長く続けたいかどうかなどを加味して、目先のお金だけでなく将来を考えてお仕事を探すことをおすすめします。

栄養士人材バンクでは、給与のことはもちろん、過去・現在・将来を一緒に考えながらお仕事探しのお手伝いをしますので、いつでも気軽に頼ってくださいね。


参考文献・サイト

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渡部 早紗

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