アレルギーと好き嫌いは別問題

精神科単科の病院に勤務する管理栄養士です。

先日病棟から人参嫌いな患者さんに対して、人参抜きで提供して欲しいと要望がありました。

人参が入っていると全くご飯を食べないそうです。

アレルギーなら除去しなければなりませんが、好き嫌いに対して除去して欲しいと言うことは、個別対応とは言え、別問題な気がしてなりません。

一度患者さんと面談して食べていただく方向で持っていきたいと考えています。

受け持ち看護師からの情報では、人参は全く食べられない訳ではないようで…。

院外に外出等で外食する際は、普通に食べるとのこと。

現在は可能な限り病棟で人参を抜いたり、グラッセなど単品として提供する時には、厨房で抜いて提供しています。

精神科特有とでも言うのでしょうか??

妄想等で食べないというケースもあるかとも考えられますが、栄養計算をして提供している栄養士の立場からは、残さず食べていただきたいという思いがあります。

しかし、病棟サイドでは、仕事だから人参を抜くくらいできるでしょう??という意見もあるようです。

アレルギーではないのに、好き嫌いで特定の食品を抜きにしてしまうと、今後このような例が出てくると対応に困ると調理スタッフの意見もあり、賛否両論です。

私が患者さんと面談を重ねることで、最終的には人参を食べていただける形に持っていけたらと考えているところです。

サービスとしてどこまで対応すべきかを含め、今回の件は非常に考えさせられる問題です。

長文になってしまいましたが、皆様のご意見をお聞きしたく投稿させていただきました。