自分のことのように思えてなりません。
希望をもって就職されて、いい仕事をしたいと思っていたと思います。
いまは、どうですか?
ひとが食べるものを、自分の手でつくれることに、うれしさはありますか?
休日に、たべたい!つくってみたい!と料理することはありますか?
私の話ですが、厨房・栄養事務・食品の製造を経験しました。
できなくて、悔しくて、やっとできるようになっておもしろくて、
という職場に出会えたときと、できなくて、否定され続け、萎縮して、
働く自信を失ってという職場がありました。
どちらにしろ、日常生活では必要最低限の料理しかしていなかったように
思います。仕事以外でも、気を張りつめて料理する気力がないというか。
料理に対するイメージ力みたいなものが仕事以上にはなれてないのです。
たとえば、献立表なしに家で同じものをつくれるかと言われたら、
調味料の配合とか思い出せません。
大量調理にむかないような料理とか、手順も知らないのです。
それが、少し前の私です。
わかりにく表現だったらごめんなさい。
私は、自分だったらこうしたいな、とイメージすることを始めました。
それが、そこの職場の切り方だったり、盛付け方だったり、調理手順だったりを
正解としたときに、自分のイメージが一致しなくてもいいんです。
正解じゃない行動をとってはいけない、と思ったりしませんか?
自分がおいしいと思う大きさや、切り方、加熱の仕方、盛付け方、
やりやすい時間配分、場所や道具の使い方、洗う順番とか、
イメージすることが、考え方や捉え方の土台になると思うのです。
イメージして、家のごはんで実践してみます。
そうすると、なんだか全体が見えてきて、教えられたことたちが
つながってきます。
ひとつひとつを必死で頭で覚えて、体に覚えさせて、という時期は
思考回路が成長途中なので、しんどいですよね。
あなたが自分なりの努力をしていることは伝わってきますよ。
努力していると、1ミリは成長してるんです。
人よりも時間がかかって手に入れたものは、いつか武器になります。
それは、後輩ができたときに、なによりも支えてあげられる私の武器になりました。
2013/10/31