皆さんがおっしゃるように、高齢の整形患者さんに対しては、低栄養と嚥下障害に対して管理栄養士の需要が高いと思います。まずはGLIM評価ですね!がんばって!
ミールラウンドについては、
私は、食べづらそうにしてる患者さんがいたら、患者さんから聞き取るのはもちろん、
患者さんが上手く話せない場合は、家族や入院前にいた施設の栄養士に、(お忙しい所すみませんという姿勢で)どんなもの食べてたか、好物は何か等、電話で聞いたりしてました。
そういう情報は、看護師さんからすごく有り難がられましたよ。カルテにのってなかったら、そんな風に色々情報を集める行動を起こすと言うのも大事だと思います。
また、看護師さんは、結構、勘とか、前医からのサマリーに書いてる名前を見てそれっぽい食事形態を選んでることがあるので、
献立内容を分かってる管理栄養士が、
適切な食事内容を決めるにあたって重要な役割があると思います。
また、病院の稼ぎが出る業務としては、
やはり栄養指導だと思います。
低栄養や嚥下食の指導は、難しいですが重要です。がんばって!
私は、言語聴覚士さんなどから、
この人はどういう形態食べられるか、等を聞いて、それに合う食事、レシピを栄養指導で伝えてました。加えて、今後、回復の見込みがある嚥下障害なのか、良くなるのが難しい嚥下障害なのか、なども聞いておけば、指導内容のヒントになります。
退院後にリハビリに通ってくる患者さんには、外来でも栄養指導が受けられると伝えておいてあげるのもいいでしょう!(受講を無理強いすると嫌がられるので、あくまでも、宣伝だけで)。
あとVFなどの検査あれば、出来るだけ見学に行き、液体でむせやすい人だなあ、とか、追加嚥下すれば喉頭蓋谷にたまった食材もクリア出来てるな、とか、色々観察したり、先生や言語聴覚士さんに質問してました。VFのこと分かってない人、結構多いので、質問しても恥ずかしくないですよ!医者でも、専門じゃない先生は全然わかってない人多いですから!事前に勉強することももちろん必要ですが、躊躇わずに、「不勉強で恥ずかしいのですが、これはどう言う意味ですか。とか、素朴な疑問なのですが。」などと、どんどん質問しましょう!勉強になります!(私は、最悪、居心地悪くなったら辞めればいいし、って思って、恥ずかしがらずに色々聞いてました)
あと、糖尿病、高血圧、脂質異常症、高齢者はかなりの確率でもってます。栄養指導のチャンスです。患者さんにもよりますが、骨折で入院したけどこうやって食事療法のことも聞けていい機会になったよーって言ってくれる患者さんも結構います!クリニックでは管理栄養士がいなくて、今まで自己流で食事療法してたとか、主治医から変な指導うけてる(ご飯は食べちゃダメ等)人とか居るので、ぜひ、みてあげてください。
私が勤務していた病院では、
糖尿病、高血圧、脂質異常症については、
他院からの紹介状に記載があったり、
治療経過として医師がカルテに記載している患者さんは、
(医師または医師に許可を得た上でクラークさんに病名をカルテ登録してもらい)
病室に栄養指導しにいってました!
この運用をするにあたっては、経営会議など大きな会議で、管理栄養士として病院経営に貢献したいので栄養指導件数を増やすためにこのような取り組みをしてよいか、医師にその疾患に対して栄養指導してよいか確認する方法はどうすると円滑かなど、調整してから始めました。
ちなみに、うちのドクターは、いちいち電話くるのが大変だから、明らかに糖尿病とか脂質異常症の薬飲んでて治療してるってわかる患者さんなら、医師に言わなくてクラークさんに病名いれてもらって勝手にどんどん栄養指導して〜って感じでした!
長くなり、まとまりのない回答ですみません。
でも、私も同じく、整形主体の病院で、同じ思いをしたことがあったので、色々書いてしまいました。
頑張ってください!頑張りましょう!
2024/11/05