まやっぺさんこんにちは。
病院で栄養指導をはじめられたとのこと、新しいステップアップですね。
私はまやっぺさんとは逆(?)に総合クリニックでの栄養指導・保健指導を7年ほど経験しましたが、厨房経験はありませんのでまやっぺさんはきっと現場の経験を活かした幅広い指導ができることかと思います。
病院での指導経験はないので参加になるのかわかりませんが、私の例をご紹介しますね。
・時間:初回40分、継続20分(クリニックによっては両方とも30分)
実際の指導時間は書類の記入、患者さんの案内、次回の予約手続き等で-5分というところ。
実際の指導は初回、継続、初回のみ(になりそう)、絶対継続させたい(DM、高度肥満など)や、年齢、性別などで変わってくるので難しいところですが、カルテ(または前回までの指導箋)を読み込んでその方の病態、人間性のタイプを大まかにあたりをつけてスタートしていました。
当院では栄養指導に対して患者さんがあまりプラスイメージを持ってやってないことが多かったので、まず「いかに聞くか、押し付けないですよ、とわかってもらうか」という、警戒心を解くことに力を注いでいました。
相手が聞く耳を持ってくれないと指導しても響かないので。
ステレオタイプがあるわけではないと思いますが、傾向として壮年までの男性の場合、勉強してきている方、時間がないとおっしゃる方が多かったので、とにかくEBMに基づいて科学的に数字で説明できるようにしておくこと。通説で世の中で言われているような例に対しても理詰めで説明して納得してもらい、その方にこれは合う、合わないをばっさりと伝えられるようにすると話が早かったです。
結果の即効性を求める方には「これは早いけれどこれくらいで停滞し、日常生活での負担はこれくらい。こちらだと○ヶ月くらいかかってこれくらいの負担の取り組みでこれくらいの成果が得られるかと思われます」と、もちろんその通りに行かない可能性をお伝えしつつ、ハッタリというか、掴むこともあります。
お仕事をされていない女性の場合、年齢にかかわらずその方の話、訴えをとにかく聞くことに随分時間を割くことが多いです。
初めの数回は栄養指導と関係のない話しかできないこともあります。もちろん最後に一言、栄養指導のキモとして伝えたいことを伝え、次回までにそれを課題として意識してほしいことを伝えたり、予約表に今回伝えたかったことを書いてお渡ししたりもしています。
手書きのものはやはり読んでくださいますし、捨てづらいので効果的でした。
長文になってしまって失礼しました。
まやっぺさんの期待するお答えになっているのかわかりませんが、何かの参考になったらうれしいです。
2017/06/15