こんにちわ。特養で働いている管理栄養士です。
私の施設でも調理クラブを月2回行っていますが、午後2時から5時までの3時間勤務のパートの職員と、主に一緒にやっています。相談員や事務の職員にも手伝ってもらう時もあります。パートの人は、介護職ではないので、食事介助、移乗、着床はせず、調理クラブでも、誘導、片付け、写真撮影などしてくれます。
施設では絵手紙、写経、コーラスなど様々なクラブ活動があるけれど、やはり自分で作って食べる事は一番楽しんで頂ける事だと思います。
いつもはただテレビを見るだけの生活をしている利用者さんに、食を通しての楽しみ作りをすることは、栄養士ならではの関わりだと思うし、とても大切な事ですよね。
一生懸命にレクをやっているのに、写真がダメとか言われると悲しくなりますよね、私もなるべく介護員さんに見てもらえるように、近くで調理クラブをしても、何も興味を示さない介護員もいます。
一人でやっている事は、皆興味を示さないし、評価もありません。
私も最初は一人でやっていましたが、地道に続けている事で、施設長や相談員が動いて、今の形になりました。
経験上、一人で利用者さんと一緒にできるのは多くて4~5人までです。一人でやるのに10人は見守りができません。
管理栄養士として、利用者さんの栄養管理、給食管理、栄養ケアマネジメントなど他にもやらなければいけない事はたくさんある中で、一人で月2回10人相手に調理レクをやる事はとても大変だと思いますが、喜んでくれる利用者さんの顔を誰よりも見ていると思います。
机に座っているだけではなく、行動しているあなたは素晴らしいと思いますが、一人でやる事に限界があるのも事実です。私の施設のように、短時間でも手伝ってくれる方がいない限りは、もっと規模を小さくして、安全に事故のないように行う事がまずは大切ではないでしょうか。
今自分がしていることは後々必ず役に立ちます。腐らずにがんばってください。
2015/09/29