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情報提供 学校給食指導もぐもぐタイム

回答:1件閲覧数:3130
2019/12/30 16:06:40

お疲れ様です。
学校給食の記事が多いですね。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/tsearch/list/CK2019122202000125.html

黙々もぐもぐタイム 苦痛? 小学校給食に続々 保護者懸念

2019年12月22日


 「もぐもぐタイムがある娘の学校の給食が楽しくなさそう」。埼玉県内に住む女性(43)から、小学1年の長女を心配する声が本紙に寄せられた。「もぐもぐ」は黙って食べる時間。調べると、少なくない学校が導入しているよう。導入する小学校を訪ねてみた。 (小形佳奈)
 投稿者の女性は、小食の長女が給食をきちんと食べているか心配で今夏、給食の様子を見学した。最初の十分はもぐもぐタイム。児童が授業と同じく机を前に向けたまま、無言で食べる給食に衝撃を受けたという。「会話を禁止し、早食いを促すのが食育なのでしょうか」と心配する。
 もぐもぐタイムといえば、二〇一八年冬の平昌(ピョンチャン)五輪で銅メダルに輝いたカーリング女子選手の試合中のおやつで有名だが、実は近年、学校給食では定番の取り組みのようだ。
 千葉市では、栄養士や栄養教諭らでつくる市学校栄養士会が一五年ごろから、そしゃく力を向上させ、消化を良くするとして、もぐもぐタイムを推奨している。
 千葉市立宮野木(みやのぎ)小は、それに先立つ一三年度から全校で導入している。約三十分の食事時間の最初の五分間で、クラシック音楽のCDを流している。一年生の教室をのぞくと、子どもたちは向き合って静かに食べていた。同校の栄養士西沢裕子さん(51)が数年前に前任校で調査したところ、もぐもぐタイムを取り入れていた学級ほど食べ残しが少なかったという。
 もぐもぐタイムは〇五年にはすでに岡山県の教員らによる給食指導の手引書に登場。〇八年に学校給食法で食育推進が規定されて以降、給食指導の手法として広がった。
 東京都教育委員会の担当者は「実践校の数は把握していないが、児童・生徒の健康づくりに功績があるとして、昨年度、もぐもぐタイムを含む食育などに取り組む小学校を表彰した」という。ただ、給食指導の方法は学校次第。逆におしゃべり推奨の教室もある。東京都板橋区立徳丸小で二年生を受け持つ林真未(まみ)教諭(55)は、子育て支援活動の経験から「食事で大事なのは栄養ではなく、楽しむこと」との持論にたどりついたという。
 専門家はどうみるか。
 お茶の水女子大基幹研究院の赤松利恵教授(栄養教育)は「低学年だとおしゃべりに夢中になり、中には食事中に教室を歩き回る子もいる」と話し、特に低学年では黙って食べる時間は必要という。日本会食恐怖症克服支援協会代表理事の山口健太さんは「『静かに』『全部』食べなきゃ、という緊張で、かえって食が進まない子もいる」と話す。給食が苦痛になるようなら本末転倒とし、「よくかんで食材を味わうなど、目的をきちんと説明して」と訴える。
◆中国新聞調査 広島市7割
 中国新聞の「こちら編集局です あなたの声から」も、先月五日付の記事で、もぐもぐタイムを取り上げている。同紙が広島市立の全百四十二小学校にアンケートしたところ、回答した百六校のうち給食中に私語をしない時間を「設けている」「一部の学年、学級で設けている」としたのは71・7%の七十六校だった。狙いは、残さず食べきり栄養を十分とらせる▽食べ物を大事にする気持ちを育む▽食事マナーの定着▽そしゃくの推進-などだった。

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