委託給食会社の管理栄養士で、現在老健の厨房へ配属されています。
契約内容を確認する事と、委託業者ときちんと話し合いをすればいいと思います。
まず、食材費をどれだけ使うかは契約によって違います。
次に、委託業者は施設側から頂いている金額の中から正当な利益を取り、それによって給食会社の経営をしています。
施設も利用者様から頂いてる金額の一部は施設の利益となって経営が成り立っているのです。
どこもボランティアではないので、正当な利益は得ないと経営は出来ないのです。
そこから自分たちの給料等が支払われるのです。
そして近年、国産野菜の高騰や、震災後の食材の高騰が続いています。
給食会社も施設側から頂いてる金額は変わらず、取り扱う食材は値上がりしている中のやりくりになるのが実情です。
ですが、利益追求のあまり質の悪い食事が提供されると、利用者さんが離れていき、施設に迷惑をかけます。
委託業者は利用者様と施設に満足してもらわなければなりません。
この条件の中いろいろ工夫をして、食事を考えて作っていくのが委託業者の役目です。
なのでうちでは日々の食事は豪華ではなくふつうの食事ですが、一カ月に一度はメリハリのつく献立を考えたり、年に何度かは追加料金をいただいて豪華な行事食を提案したりしています。
が、施設によって方針も様々だと思いますので、委託業者はそれを考慮した上で食事を提供しなければならないとは思いますが。。。
やはり直営栄養士と委託業者(現場責任者や現場担当の上の者)の話し合いが重要となると思います。
委託業者である私も、正当な理由があれば施設側からの要望をお断りすることもあります。
施設と委託業者がお互いの事を理解し、利用者様の為にどうしたらいいのかを話し合うがいいと思います。
あとは、委託業者からすると施設側はやはりお客様であるので、最終的には立場も強いですし、施設にとって重要な考えは意見すればいいと思います。
委託業者も施設の考えを考慮して、要望をかなえる努力はすべきだと思います。
一生懸命書きましたが、分かりにくい内容でしたらすみません。
2012/06/24